「Brand new planet」の歌詞から学ぶ

「Brand new planet」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「Brand new planet」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(youtube ※もっと見るクリックで表示

ブランニュープラネット、ブランドニュープラネット

憧れや夢を追いかけていく姿を壮大かつ力強く書き綴った歌詞。一貫して星がモチーフに使われていて、神秘的な雰囲気もあります。

「Brand new planet」とは、直訳で「真新しい惑星」という意味。歌詞中に「可能星」というワードがありますが、これのことを指しています。

今まで目をそらしていた自分の可能性。勇気を出して、その光を自ら見つけ出そうとする主人公の姿が描かれています。

 

 

歌詞の意味を深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

立ち止まったら そこで何か
終わってしまうって走り続けた
でも歩道橋の上 きらめく星々は
宇宙の大きさでそれを笑っていた
<出典>Brand new planet/Mr.Children 作詞:桜井和寿

思い描く憧れの未来がある主人公。その憧れに向かっていくことを諦めてしまわないように、日々を走ってきた自負を持っています。

しかし、それを星々が笑っているように思えてしまうのは、自分の目標へ向かう一歩一歩が小さいと感じているから

努力しているつもりがなかなか近づけない憧れ。そんなふうに感じてしまうと、諦めてしまおうかなという気持ちも湧いてきてしまう。そんな心境に主人公は立っています。

 

静かに葬ろうとした
憧れを解放したい
消えかけの可能星を見つけに行こう
<出典>Brand new planet/Mr.Children 作詞:桜井和寿

静かに自分のなかで諦めてしまおうかと思っていた憧れ。でもやはり諦め切れない気持ちが主人公にはあるのですね。

消えかけに思えるけど、可能性をなんとか見つけ出したい。「可能星」という言葉がオシャレですね。

冒頭の歌詞のシーンから主人公は星を見上げたままだということなのでしょう。小さくても確かに存在する星を見つめたりして、そんな想いを抱いたのではないでしょうか。

 

何処かでまた迷うだろう
でも今なら遅くはない
新しい「欲しい」まで もうすぐ
<出典>Brand new planet/Mr.Children 作詞:桜井和寿

そう意気込んでも、またその歩みの途中でこうして迷うときが来る。主人公はそのことを理解しています。

恐らく、今回の“迷い”も初めてではなく、もう何度目かなのでしょう。

『新しい「欲しい」まで もうすぐ』このフレーズ、とても印象的です。

「欲しい」は「星」とかかっています。

そして、憧れに辿り着く道のりは、一つひとつ生まれる「欲しい」を、一つひとつ拾って行くことである。そんなことを考えさせてくれるフレーズでもあります。

 

 

ねぇ 見えるかな?
点滅してる灯りは離陸する飛行機
いろんな人の命を乗せて
夢を乗せて 明日を乗せて
<出典>Brand new planet/Mr.Children 作詞:桜井和寿

空に点滅している灯りを、星だと思うことって確かにあります。で、点滅していることで飛行機だと気づく。

つまりここも「星」という言葉は出てこないながら、星の要素が組み込まれています。

さらに、ここで言う「飛行機」は「地球」のメタファーだと思います。飛行機⇒星⇒惑星⇒地球。このような流れです。

飛行機(地球)はいろんな人の命や夢、明日を乗せて回っている。そしてそこには自分という人間も乗っている。

飛行機を見て、主人公はそんなことをぼんやり考えているのでしょう。

 

「遠い町で暮らしたら違う僕に会えるかな?」
頭を掠める現実逃避
さぁ 叫べ Les Paulよ
いじけた思考を砕け
新しい「欲しい」まで もうすぐ
<出典>Brand new planet/Mr.Children 作詞:桜井和寿

人生を変えるには環境を変えること。なんて言われますが、環境を変えれば人生が変わるかというと、それはきっとイコールではないです。

大事なのは自分の想いや生き方。主人公も「そんなのは現実逃避」だとわかっています。

「Les Paul(レス・ポール)」は有名なエレキギターだそうですね。主人公がギターをするのかは不明ですが、とにかく音楽を聴いて、叫んで、自分の思考を奮い立たせようとしているシーンの描写でしょう。

「Les Paul」の単語だけでここまで伝えて来る歌詞。さすが桜井さんです。見事です。

 

さようならを告げる詩
この世に捧げながら
絡みつく憂鬱にキスをしよう
何処かできっと待ってる
その惑星(ほし)が僕を待ってる
<出典>Brand new planet/Mr.Children 作詞:桜井和寿

さようならを告げる相手は、今までの自分自身のことでしょう。

「キス」は別れのキスと解釈しています。突き進む選択をしたことで、「叶うかな。諦めた方がいいかな」などとウジウジしてまう憂鬱とサヨナラしよう。という意味ではないでしょうか。

惑星は、他の星(恒星)の光で光る星のことです。“僕”自身が光る存在になり、その光によって光が当たる何かが生まれるはず。その何かが“僕”のことを待っている。

主人公はそんなふうに考えているのです。

 

この手で飼い殺した
憧れを解放したい
消えかけの可能星を見つけに行こう
何処かでまた迷うだろう
でも今なら遅くはない
新しい「欲しい」まで もうすぐ
新しい「欲しい」まで もうすぐ
<出典>Brand new planet/Mr.Children 作詞:桜井和寿

締めくくりの歌詞です。「この手で飼い殺した」というフレーズ以外、一番のサビ歌詞と同じになっています。意味合いとしては同様ですね。

『新しい「欲しい」まで もうすぐ』が2度繰り返されて終わるのが、余韻が残ってとても心地よいです。

 

 

歌詞解釈からの学び

何度迷ってしまっても、「でも今なら遅くはない」。諦めずに進む限り、遅いという概念は消え去る。

「今なら遅くはない」という言葉は、実際にどうかはわからないところがあると思います。

しかし、自分が「遅くはない」と信じて行動することにこそ、この言葉の真価はあります。

人と比べると遅かったとか、もっと早ければこんなこともできたのに。ということは、現実にはあるでしょう。

ただし、それは辿り着いたときに思える「欲しい」です。そこまでに拾うべき「欲しい」を拾わないで、いくつも先の「欲しい」は手に入らないようになっているのです。

憧れに向かって進む間は、遅いとか手遅れという概念は消えてしまうのかもしれない。そんなことを考えさせられる歌詞でした。

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コメント

  1. じゅん より:

    「キス」は、別れではなく、憂鬱もひっくるめて愛してしまえ、憂鬱になる自分もまとめて突き進んで行こう、な感じに解釈しました。初めて聴いた時からなんとなくそんな風に聴こえました。

    • Mr.かぷちーのMr.かぷちーの より:

      じゅんさん、コメントありがとうございます!お返事遅くなりすみませんでした。
      めちゃくちゃ納得してしまいました!なるほどです。「覚悟を決めてのキス」ということですね!
      書き換えたくなるくらいです(笑)

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