「memories」の歌詞から学ぶ

「memories」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「memories」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

 

主人公の“僕”が“君”への諦め切れない片想いの気持ちを歌った歌詞。

しかし、片想いと言っても、2人にはかつて好き合った瞬間もあったのではないかと読み取れます。

ただ、2人は生活する場所が離れていて、頻繁に会える状況ではないのでしょう。そうして時間が流れるうちに、“君”の方の気持ちは消えていってしまい、主人公の想いだけが残されてしまっている。

そんな切ない心情を描いた歌詞です。

片想いの歌ということで、過去と現在を問わなければ、多くの方が共感できるような歌詞ではないでしょうか。ええ、僕のそのうちの一人です。

 

歌詞全文(引用)

ねぇ誰か教えてよ
時計の針はどうして
ずっと止まっているのだろう
約束の時間の前で

こんなにも こんなにも
君のことを覚えてる
いつまでも いつまでも
君のことを僕は待ってる

あの日2人で見た
眩しい夢のカケラ
色褪せずに
キラキラ光ってるのに

ねぇ誰か教えてよ
夕日の色ってどうして
胸を苦しくするのだろう?
今日も僕は君を待ってる

君が話してくれた
秘密の話はまだ
僕の胸に
そっとしまったまま

固く目を瞑って
今 手繰り寄せる
どこまでも美しすぎる記憶
心臓を揺らして
鐘の音が聴こえる
僕だけが幕を下ろせないストーリー

ねぇ誰か教えてよ
愛しい気持ちはどうして
こんなにも こんなにも
この心 惑わすのだろう?
いつの日も いつの日も

<出典>memories/Mr.Children 作詞:桜井和寿

 

 

歌詞の意味を深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

ねぇ誰か教えてよ
時計の針はどうして
ずっと止まっているのだろう
約束の時間の前で
<出典>memories/Mr.Children 作詞:桜井和寿

歌い出しの歌詞です。桜井さんの、低く落ち着いたトーンの声が特徴的ですよね。

主人公には、何らかの約束があり、それはまだ果たされていないことがわかります。そして、この約束が果たされるのをずっと待っていることも。

止まっているのは「時計の針」ではなく、主人公の心の方なのです。

 

こんなにも こんなにも
君のことを覚えてる
いつまでも いつまでも
君のことを僕は待ってる
<出典>memories/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここで“君”という人物が登場します。

主人公が待っているのは、この“君”という人物のことだとわかる部分です。

そして、“君”は主人公が想いを寄せる人であることも、直接的な言葉はありませんが、十分に伝わってきます。

 

あの日2人で見た
眩しい夢のカケラ
色褪せずに
キラキラ光ってるのに
<出典>memories/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここでシーンは過去にさかのぼります。

2人には、かつていっしょに過ごし、同じ夢を見た瞬間があったことが書かれています。

この夢とは何なのか。僕としては、ずばり「いつかこの人と結ばれるという予感」だと思います。

これは言葉に出して明確に約束したものではなく、お互いにそんな予感を持ち合っていた。というものだったのでしょう。

さらにその気持ちを、お互いに感じ取っていたのだと思います。

決して主人公の勘違いではなく、2人が惹かれ合っていた瞬間は存在した、ということです。

ちなみに、ここの歌詞の「夢」と歌い出しの歌詞にある「約束」は同じものを指しています。

 

 

ねぇ誰か教えてよ
夕日の色ってどうして
胸を苦しくするのだろう?
今日も僕は君を待ってる
<出典>memories/Mr.Children 作詞:桜井和寿

しかし、2人が惹かれ合っていた瞬間は過去のものとなってしまい、“約束”は果たされないまま時間は流れてしまいました。

歌詞全体の雰囲気から、数年単位の時間が経過しているのではないかと感じます。

ただ、主人公の方の気持ちは変化しておらず、胸を苦しくしながら“君”のことを待っているのです。

 

君が話してくれた
秘密の話はまだ
僕の胸に
そっとしまったまま
<出典>memories/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここで再びシーンは過去へ。

「君が話してくれた秘密」とは、決して大それたものではなく、自分が将来やりたいと思っている目標とか、そのような話だと僕は想像します。

ですが、それを教えてくれたことが、主人公にとってはとても嬉しかったのです。今でも胸に大事にしまったままにしているほど…。

主人公の“君”への想いの大きさを推し量ることができるフレーズです。

 

固く目を瞑って
今 手繰り寄せる
どこまでも美しすぎる記憶
心臓を揺らして
鐘の音が聴こえる
僕だけが幕を下ろせないストーリー
<出典>memories/Mr.Children 作詞:桜井和寿

目を瞑り、“君”と過ごした時間の記憶を次々と思い起こしている主人公。

その一つひとつが美しい思い出に感じられ、心臓の鼓動が激しくなり、まるで幸せの鐘が鳴るように主人公には感じられます。

そんな記憶を思い起こすことで、「やはりこの恋に幕を下ろしてしまうことはできない」と思ってしまうのですね。

「僕だけが」というのがもう、なんとも切ない。聴いていて泣きそうになる一言です。

この一言から、“君”の方には主人公への想いは残っていないことが読み取れます。そのことを主人公が理解していることも…。

 

ねぇ誰か教えてよ
愛しい気持ちはどうして
こんなにも こんなにも
この心 惑わすのだろう?
いつの日も いつの日も
<出典>memories/Mr.Children 作詞:桜井和寿

いや、もう本当にどうしてなんですかね…。

おそらく、「愛しい気持ち」というのは、人間が持つ感情のなかで、最大級に強いエネルギーを持つからなのでしょう。

そのエネルギーを制御できず、人は振り回され、惑わされてしまうのです。

主人公の切ない気持ちは、今日もまた続いていきます。いつか、それは“君”ではないかもしれませんが、主人公の「愛しい気持ち」を叶えてくれる出来事があることを願うばかりです。

 

 

歌詞解釈からの学び

記憶(memories)と愛しい気持ちは、人を今より強くしてくれる重要な要素。

この曲の歌詞を深読みしていて、そんなふうに考えました。

記憶は、過去の思い出です。しかも、過去の事実そのものではなく、現在の自分がその過去をどう捉えているかが現れたものです。だから状況やタイミングによって変化します。

そして、愛しい気持ちは、先にも書いたように人間が持つ感情のなかで、最大級に強いエネルギーを持つ感情。

「失恋や片想いは人を強くする」なんて言ったりしますが、そこには、この「記憶」と「愛しい気持ち」の存在があるからなのではないかと思うのです。

つらい過去の事実もプラスの記憶に捉え直して、自分の持てる愛しい気持ちの最大値を上げる。その大きくなった気持ちをまた誰かに向けることで、また自分自身が大きくなっていく。

切ない気持ちは本当につらいものです。ですが、それを味わって自分のプラスに変えることができる人は、きっともっと大きな愛を将来つかめるのではないでしょうか。

 

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