「365日」の歌詞から学ぶ

「365日」の歌詞学 歌詞解釈

Mr.Children「365日」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

⇒歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

本気で人を好きになると、その想いは365日年中無休。でもそれは、年中無休でときめいている一方で、年中無休で不安で切ないことでもあります。

そんな絶妙な心情を、「ラブレター」「キャンドル」「針の穴」「稲光」といったもので表現し、鮮やかな情景描写で仕上げられている素敵な歌詞です。

特に、前半の歌詞では「叶う望みが薄い恋」という雰囲気なのが、後半からはその想いが届きそうな状況に変わっていく感じが好きです。

もちろん、すべて僕個人の解釈でのストーリーなのですが。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

聞こえてくる 流れてくる
君を巡る 抑えようのない思いがここにあんだ
耳を塞いでも鳴り響いてる
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

何をしていても、意識していなくても、君への想いが胸からあふれてきて、ずっと頭で鳴り響く。

聞き込んだ音楽が頭から離れずにエンドレスリピートされるときみたいな、あんな感じ。

これ、すごくわかりますよね。たぶん、本気の恋をした人には経験があるのではないでしょうか。

 

君が好き 分かってる 馬鹿げている
でもどうしようもない
目覚めた瞬間から また夢の中
もうずっと君の夢を見てんだ
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

このフレーズ、「馬鹿げている」という一言がなんか引っかかります。

この一言から、“君”への恋心は叶いそうもないと主人公が思っていることがわかります。

「全然望みがないのにこんなにも好きでいるなんて、我ながら馬鹿げている」そんな心情を抱えているのでしょう。

 

同じ気持ちでいてくれたらいいな
針の穴に通すような 願いを繋いで
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「針の穴に通すような」というフレーズからも、この恋が報われるのは難しいというニュアンスが汲み取れます。

でも「願いを繋いで」というフレーズからは、「それでもわずかな望みでもいいから切らさずにつないでいきたい。あきらめたくない」という気持ちも伝わって来ます。

 

365日の
言葉を持たぬラブレター
とりとめなく ただ君を書き連ねる
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「365日の言葉を持たぬラブレター」は、歌い出しの歌詞、「聞こえてくる 流れてくる 君を巡る 抑えようのない思い」のことを指しています。

まさにとりとめなく溢れてくる“君”への想いは、はっきりとした言葉ではうまく表現できない。

だけど溢れてきた想いは、全部拾って大切に残しておきたい。この気持ちを「書き連ねる」と表現しているのかなと僕は解釈しています。

 

明かりを灯し続けよう
心の中のキャンドルに
フーっと風が吹いても消えたりしないように
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

このフレーズは、「どんなに望みが薄い恋でも、しっかりと守り続けたい」という主人公の気持ちだと思います。

「キャンドル」のか弱い火が、風に吹かれて揺れる映像がくっきり浮かびますよね。

 

例えば「自由」
例えば「夢」
盾にしてたどんなフレーズも
効力(ちから)を無くしたんだ
君が放つ稲光に魅せられて
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

この2番の歌詞からちょっと雰囲気が変わるように僕は感じるのです。

恋人ができると、嬉しくて楽しい反面、自由が減ったり、夢を追う時間が取れなくなるという側面もあります。

「盾にしてた」というのは、「まあもし恋が叶ったとしても、自由がなくなるし、夢を追うのも難しくなるよな」と考えておくことで、失恋して傷つく予防線を張っていた。という意味です。

でも、“君”が放つ稲光のような眩しくて激しい魅力に、そんな盾も貫かれてしまって、もう失恋が怖いとか言ってる場合じゃなくなってしまったんですね。

次に続く歌詞がそれを裏付けています。

 

「一人きりの方が気楽でいいや」
そんな臆病な言い逃れはもう終わりにしなくちゃ
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「自由」とか「夢」というフレーズとは、つまり「言い逃れ」のことだったと主人公は自白しています。

「言い逃れは終わりにして、“君”に想いを届けなくちゃ」という決意がここで描かれています。

 

砂漠の街に住んでても
君がそこにいさえすれば
きっと渇きなど忘れて暮らせる
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここの歌詞、めちゃくちゃカッコよくて素敵です。初めて聞いたときに一番印象に残ったフレーズが実はここでした。

主人公のなかで“君”の存在がどんどん大きくなっています。

 

そんなこと考えてたら
遠い空の綿菓子が
ふわっと僕らの街に 剥がれて落ちた
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここの歌詞、状況だけを読み解くと、単純に「雪が降って来た」ということですよね。

しかし、なんと豊かな表現なんでしょう。

「遠い空」と言ったのは、直前まで主人公は砂漠の街に住んでいた(空想をしていた)からなんですよ。実際には自分の頭上の空のことなんですよね。

また、雪ではなく「綿菓子」と表現することで、冷たい印象を残さず、逆にふわふわと甘い印象に置き換えています。

桜井さんの作詞の素敵さを実感できるフレーズです。

 

君に触れたい
心にキスしたい
昨日よりも深い場所で君と出逢いたい
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「触れたい」「キスしたい」という言葉がありますが、これはまったくの妄想や願望ではないように僕は感じます。

「昨日よりも深い場所で君と出逢いたい」とあるので、2人の距離は少しずつ縮まっているのではないかと想像します。

 

365日の
心に綴るラブレター
情熱に身を委ねて書き連ねる
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

サビの歌詞ですが、最初の歌詞と少し変化しています。

今度は「心に綴る」なので、前の「言葉を持たぬ」ラブレターより、はっきりとした想いを心に刻んでいる状態なのだと思います。

また、「とりとめなく」だったのが「情熱に身を委ねて」書き連ねています。もう言い逃れなどせずに、想いを伝えに行く決心が垣間見えるようです。

 

聞こえてくる 流れてくる
君を巡る 想いのすべてよ
どうか君に届け
<出典>365日/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後の歌詞です。

365日、年中無休で体中に流れていた想いは、ひとつ残らず逃さないで書き連ねてきました。

「どうか君に届け」この真摯で熱い一言。ぐっときます。

 

学びの一言

365日、年中無休で流れてくる想いは、その一つひとつが貴重な自分の願いです。

見ないふりをしたり、なかったことにするのはもったいない。心に書き連ねて、キャンドルの小さな火を守ってみましょう。

その火がもとになって、いつか情熱を持って臨みたいと思う、かけがいのないものになるかもしれません。

※本記事は管理人のブログでも掲載しています。
Mr.Children「365日」の歌詞の意味・解釈。本気で人を好きになると、その想いは年中無休。
 – かずのUPノート

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