「youthful days」の歌詞から学ぶ

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ミスチル「youthfuldays」の歌詞イメージ歌詞解釈

Mr.Children「youthful days」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

「youthful」とは「若々しい」という意味の英語。なんですね。今回調べるまで知らなかったです。

この歌詞の主人公と彼女は、お互いにまだ恋愛経験が多くなく、“若い頃の恋愛”というものを心置きなく味わっているのではないでしょうか。

楽しく笑い合う瞬間、体を重ねて愉しむ瞬間・・・胸の鐘が鳴るような喜びを感じる恋愛。

そして、そんな2人を取り囲む殺伐として重たく暗い社会とのコントラストも描かれています。

「ずっと二人でいられたらいい」と願う主人公の想いがひしひしと伝わってきます。

 

 

歌詞の意味を深読み

ここからは歌詞を抜き出し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

にわか雨が通り過ぎてった午後に
水溜りは空を映し出している
二つの車輪で僕らそれに飛び込んだ
羽のように広がって 水しぶきがあがって
君は笑う 悪戯に ニヤニヤと
僕も笑う 声を上げ ゲラゲラと
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

水溜りに自転車で踏み込んでいき、そこで水しぶきが上がる。

ニヤニヤ、ゲラゲラという使い分けが巧みですよね。

勢いやみずみずしさが感じられ、主人公と彼女のまさしく“若々しい”印象が描き出されている歌い出しの歌詞です。

 

歪んだ景色に取り囲まれても
君を抱いたら 不安は姿を消すんだ
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

歪んだ景色とは、社会や世間に生きる人全体のことを指しているのでしょう。

そこで嫌な思いや不安な思いをしても、“君”を抱きしめるとそんな不安などの気持ちは消えてしまう。

主人公の素直な“君”への心情が描かれています。

 

胸の鐘の音を鳴らしてよ
壊れるほどの抱擁とキスで
あらわに心をさらしてよ
ずっと二人でいられたらいい
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

サビの歌詞。主人公が“君”を強く求めていることが伝わってくる歌詞ですね。

そして自分が求める分、“君”の方はどういう気持ちなのか把握しておきたいという気持ちが、「あらわに心をさらしてよ」の部分で描かれています。

曲の全体的な雰囲気から考えるに、主人公はずっと二人でいられると思ってはいながらも、不安もある。そんなところではないかと思います。

若いころの恋愛にはあるあるな感覚ですよね。←何か思い出したらしい

 

「サボテンが赤い花を付けたよ」と言って
「急いでおいで」って僕に催促をする
何回も繰り返し 僕ら乾杯をしたんだ
だけど朝になって 花はしおれてしまって
君の指 花びらを撫でてたろう
僕は思う その仕草 セクシーだと
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

この「youthful days」は桜井さんの初体験を描いた歌。なんていう説がまことしやかに言われたりしますが、その一番の根拠はこの部分の歌詞ではないかと思います。

独自の解釈をするのが僕のこのサイトのポリシーではありますが、この情報を聞いたことがある身としてはどうしてもそっちの影響を受けてしまいます…。

というか、その解釈が一番しっくりくる…いやむしろその解釈しかできない。それがちょっとだけ悔しいです(笑)

あんまり詳しく書くのははばかられるのでちょっと差し控えますが、「急いでおいで」「何回も繰り返し僕ら乾杯」、そして「サボテンの花」に喩えられるものとは何か…。

この辺でございますね。まあ、若いころの恋愛ならば、そこに焦点が当たるのも自然と言えば自然かもです。

 

 

表通りには花もないくせに
トゲが多いから 油断してると刺さるや
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここの歌詞の解釈は結構難しいですよね。

「トゲ」が直前に出てきたサボテンとリンクするのかなと考えてみるのですが、ちょっと意味が通じなません。

ここは、社会のことを揶揄しているフレーズではないかと僕は結論づけています。

「表通り」が社会のことを表していて、花のように明るい話題もないくせに、「トゲ」ばかりが多い。だから油断していると「トゲ」に刺されて痛い思いをする。

恋の心境を描きつつ、社会の風刺を入れてくる。桜井さんらしい感じもしますね。

 

胸の鐘の音を鳴らしてよ
切ないほどの抱擁とキスで
乾いた心を濡らしてよ
ただ二人でいられたらいい
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

2番のサビの歌詞。 主人公にとって“君”は、乾いた砂漠を濡らすような、生きるために不可欠なものであるということを歌っています。

この世の中でたくさんのことは望まない。ただ“君”といっしょにいられたらそれでいい。

主人公の健気な気持ちが表されています。

 

生臭くて柔らかい温もりを抱きしめる時
(I got back youthful days)
くすぐったいような乱暴に君の本能が応じてる時
(I got back youthful days)
苦しさにも似た感情にもう名前なんてなくていいんだよ
(I got back youthful days)
日常が押し殺してきたむき出しの自分を感じる
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

桜井さんの歌い方がなんともセクシーなこの歌詞。

この歌詞も“あの場面”のことを歌っています。生々しい表現を絶妙なオブラートに包んでいますね。

そして、気になるのは「I got back youthful days」の存在と意味です。

直訳で「若々しい日々に帰ってきた」。

つまりこの歌詞は、これまでの歌詞に描かれている時代から、ある程度時間が経った場面ではないかと僕は考えます。しかも“年”単位で。

“君”とは実際に一緒にいる時間を何年か過ごしてきた。それでもこうして体を重ねるときには、若々しかった日々のこと思い出す。そういう意味なのではないでしょうか。

このフレーズで時間が一気に未来に飛んでいるのでは?僕はそう解釈しています。

 

 

繋いだ手を放さないでよ
腐敗のムードを かわして明日を奪うんだ
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「I got back youthful days」の存在で時間は未来に飛んだまま、これ以降の歌詞は進んでいっているのではないか。というのが僕の解釈です。

若々しい日々からはだいぶ時間が経ったけど、変わらず手を繋いでいてほしい。一緒にいてほしい。そんな主人公の気持ち。

その理由は、2人の間に“腐敗のムード”を最近感じるから。そんなムードに捕らわれないで、君といる明日(未来)を手にしたい。

そんなふうに主人公は考えているのだと読み取ると、この歌詞の意味をスムーズに解釈できるのできる気がします。

 

胸の鐘の音を鳴らしてよ
壊れるほどの抱擁とキスで
あらわに心をさらしてよ
ずっと二人でいられたらいい
いつも二人でいられたらいい
<出典>youthful days/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後の歌詞です。

腐敗のムードを感じている主人公。このことを頭に置くと、歌詞自体は同じでも、これまでのサビ歌詞とは意味が変化するのがわかります。

これまでのサビ歌詞は、若々しい日々に思っていた未来へのちょっとキラキラした感じもある希望ですが、このサビ歌詞は「もしかしたら“君”とダメになってしまうかも」という不安も抱えた、懇願に近いようなニュアンス。

2人の関係は今後どうなっていくのか…。それは誰にもわかりません。

しかしただ一つ、主人公の思いは変わらない。昔も今も。このことが最後に強調されて歌詞は締めくくられています。

 

歌詞解釈からの学び

「ただ二人でいられたらいい」それはささやかなようで一番大きな望み。

youthful days」=若々しい日々から主人公は“君”と二人でいられたらいいと願っていますが、そこには「二人でいられたらそれ以上何も望まない」というニュアンスが感じられます。

一見謙虚なようですが、実はこの「ただ二人でいられたら…」という願いこそ、一番大きな望みなのではないかと、僕は感じてしまってなりません。

どんなに好き合っていても、“君”という自分とは別の人物が、将来どんな選択をするかはまったくわからないからです。

荒んだ不安だらけの社会で生きている主人公にとって、“君”の存在はとても大きい。なんていうか、それが恋ってものですよね。

だから、「ただ二人でいられたら…」というのはごく自然な願いだと思います。

でも、それ以上は望まないからと、その願いを小さいものだと思ってしまわず、相手の存在や2人の仲を最大限に大事にしなければならない。

若いころの僕に言って聞かせてやりたいですね(笑)

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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