「忘れ得ぬ人」の歌詞から学ぶ

「忘れ得ぬ人」の歌詞学 歌詞解釈

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

⇒歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

この曲はセルフプロデュースをしたミスチルがそれまでプロデュースを担当してもらっていた小林武史さんに宛てた曲。というふうに言われています。

ですが、このサイトではあくまで詩から物語や意味を解釈していくので、僕の解釈でラブソングとして捉えて書いていきます。

では、早速その解釈を始めますね。

この歌詞に登場する“君”。これは“僕”の忘れ得ぬ人ではありません。

“僕”の忘れ得ぬ人は、この歌詞で言う“忘れ得ぬ人”です。“君”は“僕”にとって、まさに今恋愛関係になりつつある相手です。

“君”と“忘れ得ぬ人”。“現実の幸せをくれる人”と“忘れられない憧れの人”。その渦中にいる“僕”の心情を繊細に書いている歌詞です。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

どうしたら説明つくだろう?
君に そして自分自身に
まるで理想通りの美しさをすぐ目の前にして
<出典>忘れ得ぬ人/Mr.Children 作詞:桜井和寿

出だしの歌詞から、“僕”は“君”のことを理想の女性だよなぁと思っていることがわかります。

ただ、最初にどう説明したらいいか悩んでいます。何の説明かというと、“君”と結ばれることを選ばないという結論が、すでに“僕”のなかで決まっているからです。

それが“君”にも、さらに自分自身にさえも納得できる説明ができるか自信がない状態にいます。

 

何してたって 頭のどこかで
忘れ得ぬ人がそっと微笑んでいて
憧れで 幸せで 僕を捕まえ立ち止まらせる
<出典>忘れ得ぬ人/Mr.Children 作詞:桜井和寿

“君”と結ばれることを選ばないという気持ちは、この“忘れ得ぬ人”の存在のせいです。

ずっと忘れられない想い人が、“僕”にはいるのです。

魅力的で理想的だと思う“君”といても、頭のどこかでこの“忘れ得ぬ人”が現れます。

その瞬間、憧れの気持ちと、その人といたときの幸福感が湧き上がり、“僕”の思考も行動も停止させてしまう。

なんとも絶妙な状況に立っている。そんな“僕”の様子が浮かび上がってきますね。

 

本当はその方法が正しい道かもしれない
きっと後悔もするんだろう
だけどその手を引き寄せはしない
<出典>忘れ得ぬ人/Mr.Children 作詞:桜井和寿

“その方法”とは、“君”の方を選ぶという方法です。

この方法を選ぶことが、正しい道だと、“僕”は冷静な頭でわかっています。そして、今“君”を選ばないと後悔する可能性も高いことも、全部ちゃんとわかっているんです。

だけど、その手(“君”の手)を引き寄せはしない。やっぱりこれが“僕”の答えなのですね。

冷静な頭の方では“君”を選ぶことが正解だと分かっている。でも、情熱的な本心の方が、その決断を許さないのです。

 

歳を取って自由を捥がれても
忘れ得ぬ人だけが心にいる
その日が来るのをどこかで願ってる
<出典>忘れ得ぬ人/Mr.Children 作詞:桜井和寿

“君”を始め、“忘れ得ぬ人”以外の女性を受け入れらない“僕”。ではそんな状態をいつまで続けるのかとなると、それは歳を取るまで、もっと言えば死ぬまでずっと、と考えていることが読み取れます。

いつか歳を取って、死を前にするその瞬間まで“忘れ得ぬ人”のことを想い続ける。そんなふうに一途に想い続けていたことを人生の誇りにしたい。

「願っている」という表現から、もはやその境地の心境であることがわかります。

真摯で筋の通った男の生き様のようですが、でもこれはとても切ないことです。なぜなら、死ぬまで思い続けていたとしても、そのことは当の“忘れ得ぬ人”は伝わらないから。

しかし、本気で惚れてしまった相手に対しては、こんな気持ちになってしまうんですよね。個人的にはすごく共感できます。その誇りだけを胸に死んでいきたい。という、どこか戦士のような気持ち…。

 

学びの一言

叶わなくても死ぬまで想っていたい“忘れ得ぬ人”がいる。そんな恋ができたら幸せ。しかし、同じくらい不幸です。

ここまで想うことができる相手ができたことは幸せですが、それが届かぬ想いだとなれば、同じだけの不幸も体験することになります。いや、現実的なことだけを言えば不幸を感じることの方が断然多いはずです。

恋に落ちるというのは、まさに諸刃の剣ですね。ロマンチックなだけでは片付かないものなんです。

 

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