「Tomorrow never knows」の歌詞から学ぶ

「Tomorrow never knows」の歌詞から学ぶ 歌詞解釈

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

タイトルのとおり、「明日のことは誰にもわからない」というテーマに沿って、過去の傷や未来への不安が描かれた歌詞になっています。

中盤までは人間の性、殺伐とした社会を感じるような歌詞が続きますが、最後には夢を描いて生きて行こうとする気持ちも書かれています。

締めくくりには、「明日のことは誰にもわからない」からこそ、心のまま生きて行こうというメッセージで終わっています。

ほの暗い群青色の景色が少しずつ明るさを帯びて朝がやってくる。そんなイメージが浮かんでくる一曲です。

 

 

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

とどまる事を知らない時間の中で
いくつもの移りゆく街並みを眺めていた
幼な過ぎて消えた帰らぬ夢の面影を
すれ違う少年に重ねたりして
<出典>Tomorrow never knows/Mr.Children 作詞:桜井和寿

歌い出しの部分です。

時間の流れは愛想なんて欠片もないな。と、そんな当然なことを感じます。無情に淡々と過ぎていく時間。その中に僕たちは生きているのです。

どんどん変わって行く街並みのなかに、少年だった自分の姿も埋もれてしまったようだ。主人公はそんな感傷に浸っているのではないでしょうか。

そして現在、ふとすれ違った少年に、いつかの夢や希望に満ちた自分を重ねてしまう。この心境、ちょっと自分にも思い当る部分があるような気がしてしまいます。

 

償う事さえできずに今日も痛みを抱き
夢中で駆け抜けるけれども まだ明日は見えず
勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく
<出典>Tomorrow never knows/Mr.Children 作詞:桜井和寿

過去の過ちによる罪悪感は、時間が経つにつれて大きくなるのかもしれません。

そんな罪悪感を振り落せたらと、主人公は懸命に今日を生きているのですね。しかし、それが明日にどうつながるのかは見えないまま。

まるで周りには誰もおらず、自分ひとりだけが必死に走っているだけのような気がしてくる。それを孤独なレースと描いています。

自分だけがいて自分だけが走っている。これ、僕はある意味すごく真理を突いていると思います。

他人と比べて優っているか劣っているか、これってとても曖昧です。職場での評価が他人より優れていれば、それは人間的に優れていることになるでしょうか?

結局、僕たちは過去の自分と比べることしかできないのです。孤独なレースというものを認識している時点で、それはすごく意味のあることだと思います。

 

今より前に進む為には 争いを避けて通れない
そんな風にして世界は今日も回り続けている
<出典>Tomorrow never knows/Mr.Children 作詞:桜井和寿

資本主義社会ってものを感じます。

発展するためには誰かを蹴落とさないといけない。でもそれによって世の中は回っているし発展している。

そんな殺伐とした社会の姿をくっきりと感じるフレーズです。

あるいはこれは戦争にも当てはまるかもしれないですね。

考え方によっては自分ひとりの孤独なレースをしたままでいる方が、平和で幸せなのかもしれません。

 

 

優しさだけじゃ生きられない
別れを選んだ人もいる
再び僕らは出会うだろう
この長い旅路のどこかで
<出典>Tomorrow never knows/Mr.Children 作詞:桜井和寿

これもまた真理を鋭く突いています。

優しさだけで世の中は回らない。これは先ほど抜粋した歌詞からも読み取れるところです。

その中には、別れという選択肢が必要になってくるケースもある。

ネガティブなフレーズが多かったここまでの歌詞ですが、次の歌詞で少し趣が変わってきます。

例え別れがあっても、人生という旅路はとても長い。だから、これでまったくのお別れではなく、またどこかで会うこともあるだろうと前向きな姿勢が示されています。

 

果てしない闇の向こうに oh oh 手を伸ばそう
癒える事ない傷みなら いっそ引き連れて
少しぐらい はみだしたっていいさ oh oh 夢を描こう
誰かの為に生きてみたって oh oh Tomorrow never knows
心のまま僕はゆくのさ 誰も知る事のない明日へ

<出典>Tomorrow never knows/Mr.Children 作詞:桜井和寿

闇の向こうに何があるか。それはとにかくその先へ行って手を伸ばしてみないとわかりません。

そのとき、過去に負った傷や抱えた罪悪感はきれいさっぱりは置いていけません。ならば一緒に連れて行ってでも先に進もうという潔さが描かれています。

自分よりも誰かのために。なんて生き方は確かにカッコイイし、自分の心も満たされる部分があるかもしれません。でも、結局は「明日のことは誰にもわからない」。

それなら、自分の心が思うままに行くことにしよう。主人公の心はここで何かが吹っ切れたようです。

 

学びの一言

「明日のことは誰にもわからない」ならば、自分の心だけが道しるべである。

人間の性も殺伐と社会も変えられるものではありません。そしてそんな世の中で生きていくことは、まさしく「Tomorrow never knows」な状態です。

となると、確かなのは“今の自分の気持ち”だけです。これだけが道しるべであり、羅針盤です。

この歌詞の最後の部分に書かれた言葉のとおり、心のまま行けばいいのです。

その先にどんな結果が待っているかは、それこそわかりません。しかし、心のまま進んだならばどんな結果でも受け止められるはず。

もし失敗だと思ったなら、別の道を選び直せばいいのです。そのときの自分の心のままに。

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