「友達のままで」の歌詞から学ぶ

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「友達のままで」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「友達のままで」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

片想いの相手に想いを打ち明け、フラれてしまった男の、切なさ悲しさいっぱいの歌詞。

彼女からは、以前から「友達のままでいよう」という言葉をかけられていたと思われます。しかし、主人公にとってはそれは呪いの言葉だったことでしょう。

その言葉に縛られて、想いを吐き出せないまま、何も手を出せないままになっていたのですから。

彼女も、主人公のことは嫌いではまったくないのですが、恋人にはなれない理由がきっと何かあったのですね。

その理由がどんなものだったのか、2人の関係は具体的にどんなものだったのか、この部分を僕の独自の深読みで探っていきたいと思います。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

ハンドルを握って 見た事もない場所まで
できるだけ頭を 空っぽにして走った
<出典>友達のままで/Mr.Children 作詞:桜井和寿

フラれてしまった主人公は、車に乗ってとにかく走ることにしました。

とても個人的な話ですが、実はこれ、僕もまったく同じことをしたことがあります。しかも、この曲をまだ知らないときに。じっとしていると彼女のことをどうしても考えてしまうので、車でどこか遠い所まで行こうと考えたのです。

失恋で大きなショックを感じると、人は(もしくは男は?)どこか馴染みのない遠くの場所に向かいたくなるのでしょうか。

きっと、頭を空っぽにしたり、別のことを考えるのに適した行動のひとつなのでしょう。

 

友達のままじゃ いたくないと
きりだした僕を見て
もうこのままじゃ いられないと
君は急に泣き出した
<出典>友達のままで/Mr.Children 作詞:桜井和寿

サビの歌詞で、この物語の核になる部分です。

「友達のまま」という約束があった関係ですが、主人公はもう気持ちを抑えられなくなってしまったのですね。

そもそも、主人公は最初から彼女に想いを寄せていて、頑張ってアプローチもした結果、「友達のまま」という関係を彼女の提案されたのでしょう。

つまり、主人公が彼女に想いを告げるのは、今回がはじめてではなかったのではないでしょうか。

しっかりとした告白とまではいかなくても、彼女に自分の好意をやんわりと伝えたとか、冗談ぽく言ってみたとか、そんな光景を僕はイメージします。

でも、彼女からは「〇〇君は友達だよ~」みたいに返されてしまって、それ以降「友達のままで」の関係になっていた。

だけど、今回はついに「友達のままでは嫌だ」という気持ちを抑えられなくなり、想いをきちんと伝えたのです。友達関係のままでは、他の男に持って行かれてしまう危険性も考えてしまいますもんね。わかります。

結果は、玉砕。正真正銘の告白を受けてしまった彼女は、「もう友達ではいられなくなっちゃた」と泣いてしまいます。

泣くほど関係を終わらせたくないなら、付き合えばいいのに…。うん、でもそれとこれとは違うんですよね。わかります。

 

外は晴れてるのに 標識はぼやけたまま
ワイパーをつけても この涙は飛ばされない
<出典>友達のままで/Mr.Children 作詞:桜井和寿

曲を聴いているとわかりますが、「この涙」は「この“あめ”」と歌われています。

“泣いている”ということを車を走らせている場面に掛け合わせて、すごく巧みに表現されているなぁ!と思って歌詞を確認したら、「雨」ではなく「涙」と書かれていてちょっと驚きました。

 

いつの間にか 立てられていたルールを
壊したのは君の方なのに
<出典>友達のままで/Mr.Children 作詞:桜井和寿

この「ルール」とは、「友達のままで」というルールと考えるのが自然でしょう。

それを壊したということは、友達ではしないことをしたことがあるのですね。しかも、“君”の方から。

いったい何なんでしょう・・・妄想が膨らんでしまいます。

 

ふざけてばかりで 本当の事
隠しては来たけど
知ってたはずだろう
僕が君をいつもずっと見てた事
<出典>友達のままで/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「ふざけてばかりで」という表現から、主人公が以前に気持ちを“君”に伝えたのは、やっぱり冗談ぽく言ったのではないかなという僕の推測がどうやら図星な気がします。

だけど、“君”はそれが冗談じゃなくて本当に自分のことが好きなんだとわかっていたんじゃないか?主人公はそう思っているワケです。

そう思える様子が、彼女にはところどころで見られたのでしょう。

それなのに、いざきちんと告白すると、答えはNO。しかも「もう友達じゃいられない」と泣くという。しかもしかも、友達ではしないことをしたことがある・・・。

彼女の主人公に対する気持ちはどんなものだったのでしょうか。

本命の好きな男がいるけど、彼女は彼女でその恋が叶わず、気も合って自分に気もある主人公と、つかず離れずの関係でもてあそぶような気持ち。このあたりですかね。

う~ん、やはりこれ、主人公にとってはなんとも切ない状況です。

 

学びの一言

自分のことを好きなことに勘づいているのに、いざ気持ちを伝えられたら断わって、あげく泣くなんてあんまりだ…!

ん~、これは学びなのでしょうか。似たような経験をしたことのある男の、ただの本音と八つ当たりな気もします。

主人公には、「あんまり遠くまで行っても、その分また帰って来ないといけないんだよ」とそっと伝えてあげたいです。

帰り道は切なさが増しますからね。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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