「さよならは夢の中へ」の歌詞から学ぶ

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「さよならは夢の中へ」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「さよならは夢の中へ」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

タイトルからすると別れの歌のようですが、最後まで歌詞を聞くと「愛が蘇る希望」を歌った曲であることがわかります。

すれ違いを繰り返し、さよならを覚悟していた主人公ですが、その心の中は彼女のことを失いたくない気持ちで溢れています。

このままでは彼女を失ってしまう。ちゃんと行動をしなくちゃダメだ。と立ち上がったところで歌詞は終わります。

さよならの言葉は、現実ではなく夢の中にでも押し込んでしまいたい。そんな主人公の気持ちを切り取った歌詞です。

 

 

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

夢の続きのように
君の笑顔も霞んでく
恋に落ちたあの夜から
さよならが潜んでたのに
二人はぎりぎりのところで
想いをつなぎとめてる
<出典>さよならは夢の中へ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

歌い出しの部分では、主人公は別れを覚悟しています。

付き合うようになった間柄なのだから、別れの可能性は最初からあったのに、どうしてもっとうまくやって来れなかったんだろう。主人公はそんなことを考えて後悔しています。

しかし、それでも二人は完全には終わっていない。まだお互いへの想いが残っている。このことをほのめかし、歌詞はスタートします。

 

交わす言葉にさえ
鋭く神経尖らせて
嵐のような涙のあとは
激しく心を求める
誰のせいでもなく愛は
その傷口をひろげて
<出典>さよならは夢の中へ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

相手の放つ一言一言に敏感に、しかも悪い方に取って反応してしまう。現在の二人はそんな雰囲気であることがわかります。

そうして傷ついておきながら、しばらく時間が経つと相手の心を求めてしまう。本当に男女の愛は複雑なものです。

しかし、結局二人はお互いのことを必要な存在と思っていて、簡単に切れる間柄ではないことが読み取れます。

 

矛盾だらけのMy mind
自由っていう孤独に吹かれて
ほおづえをついて眺めてる
黄昏の光と影を
<出典>さよならは夢の中へ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

一人でいることは自由。だけど彼女がいないと孤独。この二つがここで言う“矛盾”です。

その矛盾する二つが次々に頭の中に現れて、街の景色をただ眺めている主人公の姿が浮かんできます。

その目線の先には、夕暮れの陽の光と、それでできる影の二つが映っています。この光と影が、自由と孤独の二つに相応するメタファーとなっている構図ですね。

 

 

二人でみつけた It’s only love
それだけが僕に安らぎをくれた 苦しい時も
それは ただ一つの真実
<出典>さよならは夢の中へ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

思案した主人公ですが、ついに大事なことに気が付きます。

彼女と過ごした時間や思い出、事実の大きさに苦しいときも救われてきたこと。それは紛れもない真実であったということです。

いいですね。とても胸にぐっと来るフレーズです。

 

いつしか全てはうつろう運命だとしても
今ならば きっと取り戻せる
二人出会った日の輝きを
<出典>さよならは夢の中へ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

この世の全てのものは移ろう。これも紛れもない真実です。いっしょにいれば、さよならの可能性が必ずあることも真実です。

けれど、今はまだそのときじゃない。今ならまだ彼女とやり直すことができ、かつての楽しかった日々を取り戻せる。主人公はそう結論づけました。

このあと、迷いなくスッと立ち上がる主人公の姿が目に浮かぶようです。

 

さよならは夢の中へ
<出典>さよならは夢の中へ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後の歌詞はタイトルになっています。

さよならの可能性は完全には消せない。でも今は現実にしたくない。だから夢の中に押し込んでおきたい。

そんな主人公の心情が伝わってきます。

 

学びの一言

絶対に消せない可能性は、夢の中にでもしまって今を生きよう。

恋愛をすれば失恋する可能性があります。挑戦すれば失敗して挫折する可能性があります。

これはもう、セットものなので絶対に消せない可能性です。

もっと突き詰めれば、生きているならいつでも死ぬ可能性があります。

でも、そんなことを考えていては一番大事な今を味わえません。

完全には消せないけど、ぼんやりとした夢の中に置いておくことはできる。この曲の歌詞はこのことを教えてくれます。

今、何をしたいか。どう生きたいか。これを大事にするには、夢の中に押し込んで先送りするのもかなり有効だと、この歌詞を知っている僕は知っています。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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コメント

  1. いもころ より:

    はじめまして。
    最近「さよならは夢の中へ」を毎日リピートして聴いています。
    改めていい曲だなぁ。と歌詞を調べているうちにここへ辿り着きました。
    とても素敵な解釈で、他の曲も気になり読ませていただいてます。
    この曲のメロディーラインが好きだったのですが、ここへきて歌詞もぐっとくるものがありました。

    • Mr.かぷちーのMr.かぷちーの より:

      いもころさん、コメントありがとうございます!
      お返事遅くなり申し訳ございません。
      とてもいい曲ですよね。聴けば聴くほど沁みる曲だと僕も思ってます。
      そして、当サイトに来ていただきまして、本当にありがとうございます!
      ぜひ他の曲も見て行ってください!

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