「さよなら2001年」の歌詞から学ぶ

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「さよなら2001年」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「さよなら2001年」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

2001年はアメリカ同時多発テロが起こった年。この事件を受けて作られた曲だそうです。発売されたのは2002年1月1日。シングル『君が好き』のカップリング曲です。

あの事件が起きたときは、ノストラダムスの大予言が、2年遅れてやってくるのかなと思ったりしました。当時まだ子どもでしたが、それほどに強烈なインパクトと不穏な雰囲気を感じさせられました。

平和は当たり前じゃない、人間は同じ過ちを何度も繰り返す。そんな僕たちにできるのは「いいことがあるように」と祈り合うこと。桜井さんの全世界の人間への祈りとメッセージが込められた歌詞です。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

同じ過ち 僕等は繰り返し 結局誰も 解けない宿題
ねぇ 神様 あなたは何人いて 一体誰が本物なの?
僕にだけこっそり教えてよ
<出典>さよなら2001年/Mr.Children 作詞:桜井和寿

人源の歴史は戦争の歴史だ、などと言われるように、人間は地球上に生まれてから絶えず戦争をしています。「もう繰り返してはいけない」と何度行っても、時が経ち、時代が変わればまた何かと理由を見つけて戦争をする。

そして宗教の違い。つまり信じる神様の違いによっても戦争は起きます。厄介なのは、神様は自分以外の神様の考えを認めないこと。信じる人々を使って戦争までさせて、自分の正しさをごり押そうとします。神様ともあろう存在なのに。

この歌詞を読んで、僕もそんなことを考えるようになりました。

 

もし優しさが意味を無くして あらゆる人が武器を取るなら
ねぇ 神様 僕を握り潰して そっと火を付けてくれないかなぁ
煙になって 願いを空へと届けるから
<出典>さよなら2001年/Mr.Children 作詞:桜井和寿

とてもインパクトのある歌詞です。

「人の優しさがなくなってしまい、戦争だらけの世界になるなら、もういっそ生きていたくない。平和を祈りながら死んでしまった方がいい」という桜井さんの考え方が感じ取れます。

 

僕等の前にもう少しだけ 楽しい未来が降るように
あなたの前にもう少しだけ 無邪気な笑顔が降るように
今日よりも 現在よりも
<出典>さよなら2001年/Mr.Children 作詞:桜井和寿

この歌詞の一番のメッセージはこのサビの歌詞だと僕は思います。

「もう少しだけ」という言葉から伝わってくる祈りの強さがありますよね。

ねぇ 神様 僕らに課せられてる そんな使命があるとしたら
進化むこと? それとも総てを終わらすこと?
<出典>さよなら2001年/Mr.Children 作詞:桜井和寿

このフレーズも一度聞くととても印象に残ります。

こんな考え方、僕は1ミリたりとも考えたことがありませんでした。平和な平成の日本で、当然のように人間はどんどん前に進んで発展していくべきだと信じていましたから。

しかし、この歌詞に触れて、このような大きな争いを繰り返す存在ならば、人間は滅んでしまうべき存在なのかもしれないという考え方の可能性に気づかされました。

 

今年こそはきっとあなたに
たくさんのいいことがありますように
今年こそはきっと世界に
たくさんのいいことがありますように
さよなら 2001年

<出典>さよなら2001年/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後の歌詞です。

ここではサビ歌詞の「もう少しだけ」という言葉に対して、「たくさんの」という言葉が使われていることに気づきます。

世界的にも大きな傷を残したアメリカ同時多発テロ。その2001年が終わり、新しい年がやってくる。そのタイミングにおいて、素直に「たくさんの」幸福がある年になりますようにという祈りのメッセージです。

 

学びの一言

戦争なんてしたくない、起こってほしくないと誰もが考えている。それでも戦争は起こる。だからこそ、人は祈る。

パッと読んで意味わからないですよね。きっと。僕もいろいろグルグルと考えてこの一言を書きましたもので、きちんと説明できるかどうか…。

戦争をしたい人なんていない。と僕は信じていますが、それでも信仰するものや大事な人というのは人それぞれで違うので、その利害関係の不一致から争いが起こってしまうのです。

これが話し合いや、あるいはスポーツなんかで戦って済めばいいのすが、そんな生易しくは済まないんですよね。傷つけ合い、殺し合わないとダメってまで思考や気持ちは行ってしまうのです。

歌詞にあるように、「誰も解けない宿題」だからこそ、人は祈りをもって争いが起きないように願うのではないでしょうか。逆に言うと、祈ることしかできないのかもしれません。

でも、祈る気持ちで行動する人ばかりになれば、あるいは…

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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