「ポケット カスタネット」の歌詞から学ぶ

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「ポケット カスタネット」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「ポケット カスタネット」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

“ポケット”は自分のすぐそばにあるということ、“カスタネット”は単調なことを続けていくことを表すメタファー。

単調なリズムながらもメロディーを作っていくカスタネットと、黙々とした歩みながらもそれが人生であるという生き方。この2つの共通点に着目して書かれた歌詞ではないかと僕は解釈しています。

単調なリズムも黙々とした歩みも、大事な人がいっしょならば、それはとても愛しさを感じるものになる。そんな価値観にも気づかせてくれる歌詞になっています。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

ポケットに君のメロディー いつも持ち歩いている生き物
それが僕です そっと祈るように響かせる 体中に
<出典>ポケット カスタネット/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ポケットとは自分のすぐそばにあることを意味しています。そのポケットに“君”が奏でるメロディーをいつも入れて歩いている。

そんなことをして生きているのが“僕”という存在で、ずっとこの“君”のメロディーが自分の中に留まるようにと、体中に響かせるイメージで生活している。

“君”は主人公の“僕”にとって大切な人なのでしょう。その“君”の存在をメロディーとして捉えポケットに入れて持ち歩いて生きているという表現がとても可愛らしい感じがします。

 

例えばカスタネットで簡単なリズム 奏でている
それが君です 気まぐれに生真面目に僕を導いてゆく
<出典>ポケット カスタネット/Mr.Children 作詞:桜井和寿

“僕”から見た“君”は、音楽で例えると「カスタネットを叩くような簡単なリズム」であると捉えていることがわかります。

カスタネットは叩くだけ乾いた明るい音がしますよね。音程は変えられないし、とてもシンプルな楽器と言えます。

でも、テンポや強弱は変えることができます。これが“気まぐれに生真面目に”という部分に表現されていますね。

何人もの男を魅了するような魅力に溢れる女性ではなく、個性が強い派手な女性でもない。でも、どこか心地よく、明るく楽しい気分にさせてくれる女性。

“カスタネットのような彼女”と表現されると、自然とこんなイメージを持ちます。そんな彼女が“僕”にとって自分を導いてくれる大切な存在なのです。

繋いだ手が語りかける 声になる前の優しい言葉
裏表のない次元でゆっくりと今 呼吸している
<出典>ポケット カスタネット/Mr.Children 作詞:桜井和寿

言葉では伝えられない気持ちってたくさんありますよね。

手を繋ぐっていうのは、そんな気持ちを伝えることができる代表的な行動ではないでしょうか。伝えるだけでなく、受け取ることもできます。

“僕”は、裏表のない素直な気持ちで“君”と手を繋いでいて、穏やかな気持ちで生きているということが読み取れます。

 

お天気がすぐれない日は君の心にある雨雲を
取り除いて太陽を差し出せる存在 そうありたい
<出典>ポケット カスタネット/Mr.Children 作詞:桜井和寿

“僕”を穏やかな気持ちにしてくれる“君”に対して、“僕”はこのような存在でありたいと歌っているフレーズ。

明るい気持ちにさせる太陽でもなく、ギラギラと眩しく輝く太陽でもなく、雨雲を取り除く太陽でありたいという価値観が個人的にとても好きです。

 

靴を汚し 踵減らし 歩いゆく長い凸凹道
季節ごとに咲いた花の香りを僕ら踏みしめてく
<出典>ポケット カスタネット/Mr.Children 作詞:桜井和寿

人生を生きていくことを表現したフレーズ。この人生観もとても素敵です。

歩けば靴が汚れることもあるし、だんだんすり減っていくものもある。そして決して平坦な道ではない。

だけれど、道の脇に咲く花を愛しながら、楽しみながら歩いて行く。そんなふうに生きて行きたいと考える“僕”。とても素晴らしい感性を持ってますよね。

女性のみなさん、こんな男と生きていくことを選ぶことをオススメしますよ。

 

歌詞の意味から学べること

大切な人と、飾らない生き方で自分らしく人生を歩いていくことができる。それが最高の人生なのかもしれない。

刺激の多い、背伸びした生き方だけでは疲れてしまいますよね。ふくらはぎが吊ってしまいます。

何気ない日常について何気なく言葉を交わす相手がいるというのはとても幸せなことです。毎日のことになると忘れてしまいがちですが、これほど幸せなことってないのかもしれないなと僕は感じます。

ドライブ中や通勤の電車のなかでこの曲の歌詞に耳を傾けると、肩の力を抜いて今自分が手にしている幸せに気づけるかもしれません。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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