「Mr.Shining Moon」の歌詞から学ぶ

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「Mr.Shining Moon」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「Mr.Shining Moon」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

比喩表現が豊かなまさしく詩のような歌詞。

この歌詞に出てくる、水たまりは主人公の“僕”。そして月は“あの娘”のことです。

ただし、Mr.Shining Moonは「Mr.」なので男ですから、月(あの娘)とMr.Shining Moonはまったく別のものです。Mr.Shining Moonはこの日の夜を明るく照らす本物の月のことだと考えます。

Mr.Shining Moonは、“僕”の“あの娘”への届かない恋心を優しく慰め、同時にその恋心の大切さを再認識させてくれた存在です。歌詞のなかで主人公が「ありがとう」と感謝しているのはそのためです。

夏の終わりごろ、過ごしやすい夜の時間に、月と道路が見える自宅の寝室で黄昏れている主人公の姿を思い浮かべながらこの曲を聞いています。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

泣き出した空は 路上に落ちて
水たまり 月と話してる
綺麗だね また少しあの娘を好きになっていく
ありがとう Mr.Shining Moon
<出典>Mr.Shining Moon/Mr.Children 作詞:桜井和寿

泣き出した空ですから、雨が降っていたのでしょう。でも、今は月が出ているということで雨雲が晴れていったという空模様です。

降っていた雨でできた水たまりは、綺麗な月を映します。「月と話してる」というのは、水たまりの水面が風で揺れて、そこに映る月がユラユラと揺れている情景を描写していますよね。

そんな水たまりと月を、主人公は自分と“あの娘”とリンクさせます。

泣いて地面に落ちた僕は、綺麗な月(あの娘)をじっと見つめている。そんなことを考えていると、さらに“あの娘”への恋心が大きくなっていきます。

切ないけど、大事な自分の恋心、それを優しく照らしてくれるMr.Shining Moonに主人公は「ありがとう」と言います。

 

あの雲に乗って 旅に出かけよう
真夜中にそっと 君の手をとって
今すぐ さらいに行くよ
<出典>Mr.Shining Moon/Mr.Children 作詞:桜井和寿

月夜のロマンチックさに触発され、主人公の空想と妄想が溢れ出している場面。

そして、なんともポエマーな表現ですね。主人公自身が結構ロマンチストなのでしょう。

歌詞を追って客観的にこの主人公の姿を思い浮かべると、なんだかかわいく思えてきます。

 

僕だけにそっと 聞かせてくれた
赤くなりそうな 秘密の話
誰にも 教えないから
<出典>Mr.Shining Moon/Mr.Children 作詞:桜井和寿

こんなことを好きな子からされたら、もうたまらなくなってしまいますよね。

2人きりのときに、こっそり(おそらく耳元で)秘密の話を聞かせてくれた。もちろん、自分だけにです。

そんな大事な思い出の話、絶対誰にも教えたくないですよね。

 

泣き出した空は路上に溶けて
水たまり 月に片想いしてるよ
<出典>Mr.Shining Moon/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後のサビの歌詞です。

ここで“片想い”という言葉が出てくることで、“僕”と“あの娘”の関係は、“僕”の片想いなんだなということがわかります。

もし“片想い”という言葉がなかったら、“あの娘”は付き合っている遠距離恋愛の相手という設定も考えられましたが、やはり片想いの方でしたね。

 

いつまでも このままでいたいけど ほら時間だよ
おやすみ Good night またいつか
<出典>Mr.Shining Moon/Mr.Children 作詞:桜井和寿

過ごしやすい気候で綺麗な月が出ている夜に黄昏るのは、なんとも落ち着くし自分の心に向き合えるいい時間ですよね。僕も個人的に何度か経験があります。

好きな子のことを考えていたら、切ない気持ちにもなるのですがいくらでも時間が経ってしまいます。

ついいつまでもこのまま黄昏ていたくなるのですが、この主人公はちゃんと現実とも向き合えるタイプのようです。いつまでもこうしていても仕方ないと、Mr.Shining Moonに「おやすみ」を告げます。

片想いはつらいけど、恐らく主人公は今後も“あの娘”を想って日々を過ごしていくのでしょうね。

 

学びの一言

悩み事があるときは、月に話してみるのもいいのかもしれない。

月自身は何も返してくれないと思いますが、月に向き合うことで自分の本心にも向き合うことになり、自分は本当はどうしたいのか、そっと教えてくれます。

そうして自分の本心が見つかれば、実際にどのような行動をしたらよいのか自ずと答えが見えてくるはずです。

ただ、あまり神経質にならないこと。自分と向き合うのはエネルギーを使います。この歌詞の最後のように、ある程度時間をかけたら「おやすみ」をすることも重要なのだと思います。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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