「マーマレード・キッス」の歌詞から学ぶ

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「マーマレード・キッス」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「マーマレード・キッス」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

雨に濡れる都会の情景と、そのなかで彼女への愛情を強めていく主人公の姿が浮かび上がってくるような歌詞。

スローでしっとりした雰囲気のあるメロディとの相性がなんとも言えない味わいです。

「マーマレード・キッス」というタイトルを見ると、どこかのアイドルグループの曲かな?と思ってしまいそうですが、この歌詞とメロディ、そしてそこから醸し出される深い世界観はミスチルの曲そのものですよね。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

急に振り出した雨に濡れ My girl
誰よりSexyなくらい 濡れた髪かき上げる
<出典>マーマレード・キッス/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「My girl」という歌詞から、主人公と彼女が付き合っている関係であることがわかります。

女性の濡れた髪っていうのは確かにセクシーです。うん、間違いない。

それが大好きな彼女だというのですから、続く歌詞で、抱きしめたい衝動に駆られるのも無理はないです。

 

すれ違う人々が 笑って見てるけど
止められぬ程の My love

もっと Hold me tight
びしょ濡れの背中を
そっと引き寄せたなら
I feel so good
<出典>マーマレード・キッス/Mr.Children 作詞:桜井和寿

「Hold me tight」=「きつく抱きしめて」ですから、2人は抱き合っていることがわかります。細かく言うと、ひとつ前の歌詞の流れからして主人公がふいに彼女を抱きしめた形でしょう。

そんな2人の姿を通りを行く人たちが見て笑っています。びしょ濡れになって雨も避けずに抱き合っているのですから無理もありません。

そしてこの描写から、都会の街中に2人はいるのかなという想像ができます。

 

いつか話してたね はじめての男の事を
嫉妬してるのは辛い 求めてるMake love
<出典>マーマレード・キッス/Mr.Children 作詞:桜井和寿

大好きな彼女のはじめての男のことは、正直男が一番気になるポイントです。何かの拍子でそんな話が出たときには、嫉妬で胸がかき乱される気持ちになります。これは女性もいっしょでしょうか。

しかし、嫉妬しても過去のこと。自分には仕方がないことです。でも仕方がないからこそ辛い。そんな心境もとても共感できます。それの辛さを埋めるようにMake loveを求めちゃっているのですね。

この辛さに共感はできますが、現在彼女のそばにいる男は自分であることにもっとちゃんと意識を向けることが必要だよ。と、僕なら主人公に言いたいです。

ひらく傘の群れは
舗道埋めるジェリービーンズ
そして二人は…マーマレード・キッス
<出典>マーマレード・キッス/Mr.Children 作詞:桜井和寿

実はこの部分の歌詞が個人的の一番好きなポイントです。

傘の群れをジェリービーンズと例えるところがとても芸術的でたまりません。

都会の街に雨が降っていて、見下ろす舗道には色とりどりの傘が開き、行き交っている。そんな景色が色彩豊かに浮かんできます。

そして、傘の群れを上から見ているということもわかり、2人は近くに見つけたホテルにでも入って行ったのだろうなということが暗に察することができるという、そんな効果もあるフレーズです。

 

もっと Hold me tight
くちづけを交わせば
ふっと漏れる吐息
重なる Heart
静かにとけてく
<出典>マーマレード・キッス/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後の歌詞です。

やっぱりホテルに入ったと見て間違いないでしょう。まあ、それは愛し合う男女のことですから別にいいとして。

「重なるHeart」「静かにとけてく」という言葉から、主人公の彼女への愛情が満たされ、先ほど持った嫉妬の感情が少しずつなくなっていっていることが表現されています。

 

学びの一言

Make loveを主人公が求めるのは、体ではなく心を満たすため。

男がMake loveを求めるのは欲望と体を満たすためだと、まずは考えてしまいますが、それがすべてではまったくもってありません。

彼女への愛情がこみ上げて溢れそうになってしまうときや、不安や嫉妬という感情にさいなまれているときなど、言葉だけでは感じ取れない彼女の思いを改めて知りたいと思うのです。

そう思うと、「Make love」という言葉は、その本質をズバリ言い表している言葉なような気がします。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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