「HANABI」の歌詞から学ぶ

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「HANABI」の歌詞学歌詞解釈

Mr.Children「HANABI」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

⇒歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

この曲で言う“花火”とは、何を表しているのでしょうか。

僕は大きく2つあると思っています。

1つは、臆病風に吹かれて波風が立つような世界で、“花火”は、いろんなことを忘れて上を見て、純粋に「きれいだ」と感じられるもの。

つまり、“理想”とか“夢”といったもののメタファーではないかと僕は捉えています。

2つめは、「君」という人物の存在です。つまり、“恋心”のメタファーになっています。ただ、“花火”だけに、ちょっと切ない系の恋心な感じですよね。

“理想や夢”、そして“恋心”。この2つが、歌詞全体を通して“花火”という言葉に融合されているように感じます。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

どれくらいの値打ちがあるだろう?
僕が今生きているこの世界に
すべてが無意味だって思える
ちょっと疲れてんのかなぁ
<出典>HANABI/Mr.Children 作詞:桜井和寿

こんなにがんばっているのに、ふと、「そもそもこんなにがんばる必要ってあるのか?」と考えてしまうこと、ありますよね。

その考えが加速すると、「もはや自分なんていらないんじゃない?」という領域にも行ってしまいます。

だけど、「ちょっと疲れてんのかなぁ」と、そんな思考になってしまう自分を冷静に分析している自分もいる。

だって、だからと言ってがんばらないワケには現実いかないですもんね。

 

君がいたらなんていうかなぁ
「暗い」と茶化して笑うのかなぁ
その柔らかな笑顔に触れて
僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに
<出典>HANABI/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ああ、なんだか素敵そうな女性ですね。

「すべてが無意味」とか「平和な世の中じゃない」とか「日常に葬られてく」とか、そんなもやもやと考える僕を、「暗い!」という一言で茶化しつつ元気づける。

こんな女性がいたら、それは惚れてしまいますよね。その笑顔で癒されたいと思ってしまいますよね。

 

決して捕まえることの出来ない
花火のような光だとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい
<出典>HANABI/Mr.Children 作詞:桜井和寿

サビの歌詞です。

ドラマ「コードブルー」で最初に聞いたとき、なんてすごい描写なんだろうと感動したのを覚えています。それから夢中になって何度も聴きました。

自分が思い描くものには手が届かない。でもだからこそ、「もう一回試してみたい」と手を伸ばそうとする。でも、ダメ。でも、もう一回・・・

そんな心情が自分の胸にまで湧き上がってくるフレーズです。

 

臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?
<出典>HANABI/Mr.Children 作詞:桜井和寿

このフレーズもとても印象的ですよね。

ただ、波風に飲み込まれるという前提だけでなく、波風を乗りこなしてしまおうという生き方も選択できるのではないかな。と、ちょっと偉そうなことも30代になって思うようになりました。

 

笑っていても
泣いて過ごしても平等に時は流れる
未来が僕らを呼んでる
その声は今 君にも聞こえていますか?
<出典>HANABI/Mr.Children 作詞:桜井和寿

まさしくそう。どんな風に過ごしていても時間はみんな平等に流れます。

そんな時間が流れ着いた先には、未来がいます。未来の僕らが今の僕らのことを呼ぶ。

未来の僕らがどんな姿をしているかはよく見えない。でも、他でもない今の僕らが、それを決める立場にあるのです。

きっと、未来の僕らは期待に満ちた声で呼んでるんですよね。それに応えようとする前向きな気持ちが読み取れるフレーズです。

 

さよならが迎えに来ることを
最初からわかっていたとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
何度でも君に逢いたい
<出典>HANABI/Mr.Children 作詞:桜井和寿

世の中で巡り会ったものは、いつか“さよなら”しなければいけません。

考えれば間違いないことなのですが、寂しいことです。

だからこそ、何度でも逢いたい。

「会う」では「逢う」の感じがあてられているのも、桜井さんの意図を感じます。

 

滞らないように 揺れて流れて
透き通ってく水のような
心であれたら
<出典>HANABI/Mr.Children 作詞:桜井和寿

“揺れて流れて”そして“水”という言葉を聞くと、“波風がたった世界”とついリンクしてしまいます。

波風がたった世界を、水のように常に流れて動き続けることで、柔軟に生きていく。そうするなかでさらに磨かれて透き通っていく。

そんな心を持っていられたら・・・。という解釈でいいのかなと思います。

ちなみにですが、ツアー「REFLECTION」のMCの中で、桜井さんは「このフレーズは金魚を飼っていた経験から生まれた」と話していました。

水槽の水を常に循環させて動かせていないと水が死んでしまい、やがて金魚も・・・。だから循環させてね。とペットショップの店員さんからアドバイスを受けたのがきっかけだったそうです。

 

臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?
もう一回 もう一回

もう一回 もう一回
<出典>HANABI/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後の歌詞です。

ここの「もう一回」は、どれだけ愛することができるだろう?の答えにあたるのではないでしょうか。

どれだけ愛することができるかわからないけど、もう一回。もう一回・・・。

愛する努力をし続けたい。そんな心情の描写と捉えると、胸が熱くなります。

 

学びの一言

上を見て理想に手を伸ばす瞬間、人は花火を見るときのように純粋で誠実な存在になる。

臆病風に吹かれても、不穏な波風がたった世界でも、何度も手を伸ばしたくなる理想を持ち続けているだけで、人生は成功なのかもしれません。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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