「グッバイ・マイ・グルーミーデイズ」の歌詞から学ぶ

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「グッバイ・マイ・グルーミーデイズ」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「グッバイ・マイ・グルーミーデイズ」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

恋が実りそうな瞬間のあのなんとも言えないドキドキ感とワクワク感。それがぐいぐい伝わってくる歌詞です。

歌い出しの部分では、この恋が叶うかどうか不安に思う気持ちでいた主人公ですが、彼女からのバースデーカードが届いたことで一気に喜びが爆発します。

「gloomy」とは「暗い・憂鬱な」という意味の英単語。タイトルからも恋が実ってハッピーという意味がうかがえます。

恋愛をしていて一番楽しい瞬間、それがこの曲に描かれている瞬間ではないでしょうか。「もう止められない」のフレーズがそれを象徴しているようで、個人的に好きなポイントです。

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

押さえきれず ダイヤル廻したけど
留守番電話に名前を ただ告げるだけ
<出典>グッバイ・マイ・グルーミーデイズ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

なんとも切ない場面の描写です。あの娘が出るかなと期待してコールがなる間、ずっとドキドキ緊張していたに違いありません。

でも、出なかった。どこかにお出かけ中なのだろうか…。なんて、そんなことを一人考えちゃいますよね。仕方がなく名前だけを伝える。主人公の残念さが伝わってきます。

そして「ダイヤルを廻す」というのが一昔前の時代を象徴していて味があります。

 

忘れかけてた想いが 胸の中ではじけてる
tul…We want to happy
始まりそうな予感で 体中がしびれてる
もう止められない
<出典>グッバイ・マイ・グルーミーデイズ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

しかし、主人公の恋はただの片想いではなかったようです。バースデーカードが届いたことで、一気に主人公の気持ちは上昇します。

自分の恋が一方通行でなく、相手からのリアクションも受けることができると、本当にテンションが上がるものです。

これから恋が成就するストーリが始まる予感で、主人公の期待や妄想や心臓のバクバクは「もう止められない」。

バースデーカードにはどんなメッセージが書いてあったのでしょうか。

こぼれ落ちそうな星空 眠れずにずっと 眺めてた
トラブル続きの 6days 忘れられそうなこのWeekend
<出典>グッバイ・マイ・グルーミーデイズ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

恋が実りそうな予感、そして高揚感。これらが邪魔をしてまったく眠れない。いや、むしろ眠りたくない心境なのでしょう。

そしてこの日は土曜日の夜でしょうか?仕事でトラブル続きだったこの一週間のことも全部忘れてしまえそうなほど主人公はハッピーです。

ここでも、「6days」と土曜日も仕事だった時代感に触れることができておもしろいです。僕が小学生のときは土曜は午前中だけ学校がありました。

 

夕べあの娘からの Telephone Call 真夜中まで
尽きない話の続きが 今日の待ち合わせ
<出典>グッバイ・マイ・グルーミーデイズ/Mr.Children 作詞:桜井和寿

微笑ましいフレーズです。

ひとつ前の、眠れずに星空を眺めている夜と、このフレーズの「今日」は同じ日だと僕は解釈します。

楽しい長電話は日付をまたいでしまい「今日」になり、お昼にでも会う約束をしたのでしょう。おそらく「今日」は日曜日ですから、お互いに仕事は休みでデートもできる。ということなのだと思います。

 

学びの一言

恋は、憂鬱(gloomy)から幸せ(happy)に移っていくタイミングが一番ドキドキワクワクする。

恋が実って、付き合うことになって、ラブラブでいろんな思い出を共有して…というのももちろん楽しくて満たされた気持ちになります。

しかし、ドキドキワクワク感で言えば、やはり恋が実りそうな予感を感じている瞬間に勝るものはないと僕は思います。たぶん、同意してくださる方も多いはず。

この歌詞を読んでいると、数少ない恋愛経験ではありますが、僕もいろいろ思い出してしまい、懐かしい気持ちでいっぱいにさせられます。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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