「Forever」の歌詞から学ぶ

「Forever」の歌詞から学ぶ 歌詞解釈

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

別れてしまった彼女との日々を思い出しながら、感傷に浸っている主人公の心境が綴られた歌詞。

“永遠”というものを信じられるような関係だった主人公と彼女。しかし、現実はそうではなかった…。

“永遠”なんてものを信じてしまっていた自分を浅はかだと思う一方で、“永遠”なんてものを信じれたほどの恋ができたことを大事に思っている気持ちも感じているのではないでしょうか。

歌詞の最後では、「関係は“永遠”とはいかなかったけど、君と過ごした事実は“永遠”だ」という境地に至っているようにも読み取れます。

 

 

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

ひんやりとした空気が今
この胸を通り過ぎた
どんより僕はソファーの上
アザラシと化してグダグダ
<出典>Forever/Mr.Children 作詞:桜井和寿

部屋に閉じこもり、ソファーの上から動けなくなっている状態の主人公。

そして胸のなかには時折冷たい空気が入り込んでくるような悲しみがこみ上げてくる…。

僕にも手痛い失恋の経験があるので、この状態も感覚もとてもよくわかります。

あの冷たい空気がすっとこみ上げてくるような、あの感覚は本当に何なんでしょうね。

 

Forever
そんな甘いフレーズに少し酔ってたんだよ
もういいや もういいや
付け足しても 取り消すと言っても
もう受け付けないんなら
<出典>Forever/Mr.Children 作詞:桜井和寿

彼女と幸せな毎日を過ごすうちにいつしか頭のなかに浮かんできた“Forever”という言葉。

そんな言葉に酔ってしまい、慢心してしまっていた部分があったんだろうと反省しています。

でも、今になってあのときの言葉や行動を付け足すとか取り消すと言っても、受け付けてくれるはずがありません。

過ぎてしまったことやものというのは無情なものです。

 

なんだか僕ら似通ってんだ
ちょっぴりそんな気がした
本当はお互い頑張ってた
近づきたくて真似た
<出典>Forever/Mr.Children 作詞:桜井和寿

これは主人公と彼女が付き合いはじめ、あるいは付き合う前の話でしょう。

“似た者同士”と相手に思ってもらえるように、お互いに努力をしていたと振り返っています。

主人公が、あれはお互いに努力していたんだと感じているということは、彼女の方もきっと同じように感じていたことでしょう。

 

きっと嘘なんてない だけど正直でもないんだろう
<出典>Forever/Mr.Children 作詞:桜井和寿

これは直前のフレーズを受けての言葉です。

お互いに努力をして相手に好かれようとしていた2人。そんなスタートがあったからこそ、2人は付き合うことができたし、これまで続いてきたのでしょう。

その気持ちに嘘はなかった。でも、正直でもなかった…

つまり、自然体ではない状態で付き合ってきたことが、少しずつズレを生み、別れの原因になってしまったのかもしれない。主人公はそんな風に考えているのです。

 

 

ともすれば ともすれば
人は自分をどうにだって変えていけんだよ
そういえば そういえば
「君の好きな僕」を演じるのは
もう演技じゃないから
<出典>Forever/Mr.Children 作詞:桜井和寿

主人公は、相手に合わせて自分を変えようと頑張ることは、“正直”でもないけど“嘘”でもないということをさらに深く考えています。

頑張って変えた自分は、一度変わってしまえばそれが新しい自分になる。それならば、人は自分をどんな風にも変えていける。そんなことに気づいたのがこのフレーズです。

そして改めて彼女のために変わった自分のことを考えてみると、今では演技ではなく、正真正銘「君の好きな僕」に僕はアップデートされたんだと、主人公は自覚するのでした。

でも、すでに彼女とは別れてしまった。その事実はもう変わりません。これがこの歌詞の切ないところです。

 

Forever
そんな甘いフレーズをまだ信じていたいんだよ
そう言えば 今思えば
僕らの周りにいくつもの愛がいつもあったよ
<出典>Forever/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここの解釈はちょっと難しいです。

“Forever”というフレーズを信じていたいのは、主人公が「いつか彼女とやり直せる」と信じていたいという意味なのか、「思い出だけは“永遠”に残る」と信じているという意味なのか、どちらもあり得るなと感じるからです。

でも、僕としては後者だと思います。ここで歌詞全体を読み返すと、「やり直せる」という期待を抱いているようには感じられないからです。

彼女と過ごした事実は間違いないし、そこから生まれた思い出も永遠に記憶に残るだろうという思いでいるのだろうと思います。

 

学びの一言

永遠というのは存在しないかもしれない。ただし自分の心のなかになら存在させられる。

永遠に変わらないものというのは、この地球上に存在しないでしょう。

物理の法則や概念さえも、人類が絶滅すれば存在しないも同然です。それを認識できるものがいなくなってしまうわけですからね。

でも、ある1人の人間の心の中になら、存在できるような気がします。それは、その人が「これは永遠だ」と信じたことです。「これは永遠だ」と信じたその瞬間に、その人にとっての“永遠”が完成するのではないかと、僕は考えてしまうのです。

なんか難しくなってきましたね…。うまく説明できないのですが、雰囲気でも伝わると幸いです。

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コメント

  1. でるも より:

    嘘でもなくて正直でもない気持ちの正体は、”愛という素敵な嘘”ですね。

    • うさぎのかず うさぎのかず より:

      でるもさん
      コメントありがとうございます!
      “愛という素敵な嘘”・・・なんて的確なフレーズ。そう書けばよかったです(笑)