「Dear wonderful world」の歌詞から学ぶ

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「Dear wonderful world」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「Dear wonderful world」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

ディアワンダフルワールドでぃあわんだふるわーるど

わずか2分少しの曲。歌詞も3フレーズしかありません。でもどこか余韻が味わい深い曲と歌詞です。

同じアルバムに収録されている「It’s a wonderful world」という曲ととてもよく似ているのも大きな特徴。

違いは、「It’s a wonderful world」のサビの部分が、この「Dear wonderful world」にはないということ。そして、この2つの曲の歌詞を見比べると、「It’s a wonderful world」と「Dear wonderful world」は互いを補い合う関係なのではないかと取ることができそうです。

その根拠は、それぞれの曲の歌詞の最後のフレーズが、もう片方の曲の最初に歌詞になっているからです。歌詞がループするような形になっているワケですね。

歌詞の解釈については、「醜くも美しい世界」という言葉があるように、世の中の悪いところもいいところも愛して生きていこうという思いを書いた歌詞だと捉えています。

スケールの大きな思いを、日常の一場面を切り取って表現している。それがこの歌詞の味わい深さにつながっています。

これだけ歌詞が似ているので、全体的な解釈は「It’s a wonderful world」とほぼ同じになってきます。ご了承ください。

 

 

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

Oh Baby 通り雨が上がったら
鼻歌でも歌って歩こう
この醜くも美しい世界で
<出典>Dear wonderful world/Mr.Children 作詞:桜井和寿

歌い出しのこの歌詞は、「It’s a wonderful world」の最後の歌詞とまったく同じです。

世の中というのは醜さを多分に抱えていることも、もう大人になった僕たちはよく知っています。

それでも、激しい通り雨が過ぎ去ったあとは、世界が洗われたような雰囲気がしてすがすがしさを感じますよね。

醜さと美しさ。僕たちが住むこの世界は、その両方を感じることができるところなのです。

醜さと美しさのどちらを感じるか。それは僕たち一人ひとりの考え方や、生き方、あるいはその時々の気分によって変わるものなのだと思います。

であるのならば、醜さと美しさどちらも味わえるこの世界、鼻歌でも歌って楽しく前向きに生きて行こう。そんな姿勢の生き方を提示してくれる歌詞です。

 

無駄なことなど きっと何一つとしてないさ
君の身の上話のひとつでも聞かせてよ
<出典>Dear wonderful world/Mr.Children 作詞:桜井和寿

世の中に醜さと美しさの両極が共存するように、僕たちの経験するすべてのことに無駄なことなど何もないというメッセージを感じます。とても慰められるような気持ちになりますよね。

こんなふうに心にゆとりのある人物になら、身の上話を聞いてもらっても安心です。僕だったら悩みごとを含む身の上話をとつとつとしゃべってしまいそうです。

 

Oh Baby 通り雨が上がるまで
カプチーノでも頼んで待とうか?
この醜くも美しい世界で
<出典>Dear wonderful world/Mr.Children 作詞:桜井和寿

この最後の歌詞が、「It’s a wonderful world」の最初の歌詞とまったく同じになっています。

この場面はまさに今通り雨が降っている最中です。

何かこのあと予定があったり、予定がなくても激しい雨に降られると心はやきもきするものですが、そこでカプチーノでも頼んで優雅に過ごす余裕を持とうよというメッセージが書かれています。

世界は醜いし美しい。であるのなら、気負って生きたり焦って生きたりしても、結果はそこまで変わらない。今与えられている人生を味わいながら生きていくことに意識を向けてみるといいのかもしれない。

そんなことを感じさせられるフレーズです。

 

学びの一言

どうせこの世界は醜いし、同時にワクワクするほど美しい。

その前提で生きれば、どんな場面でも余裕を持って前向きに生きていけるのかもしれない。

この曲の歌詞を読んでいると、ふとそんなふうに感じます。

美しさだけに溢れた世界ならば素晴らしいと思うかもしれませんが、世界に美しさしか存在しなければ、僕たちはそれを「美しい」と認識することができるでしょうか。

醜さもあることで、美しさが際立ち、それ同時に醜さも際立つ。僕たちが産み落とされた世界とは、良くも悪くもそういうところなのです。

何かで余裕をなくしそうなときは、この歌詞を思い出し、鼻歌を歌ったり、カフェに入ってカプチーノを頼んだりして、自分を落ち着かせることを試してみるといいかもな。なんて思ったりします。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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