「僕らの音」の歌詞から学ぶ

「僕らの音」の歌詞から学ぶ 歌詞解釈

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

 

切なげに響くメロディと、歌い出しの「bye-bye」の物悲しい雰囲気の桜井さんの歌声が印象的なこの曲。

叶わない片想いを歌った歌詞でありながら、もっと大きく、僕ら自身の音を奏でるように人生を生きていこうというメッセージも込められています。

タイトル「僕らの音」の“僕ら”とは、主人公とその片想い相手の“君”の2人のことではなく、この世界に生きるすべての人のことを指している言葉だと解釈するのがピッタリくると思います。

曲の後半では、桜井さんの歌声も徐々に明るくなっていき、リスナーの“僕ら”に希望の光を見せてくれるような一曲です。

 

 

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

bye-bye bye-bye bye-bye
風の音が 鳥の声が 別れの歌に聞こえる
<出典>僕らの音/Mr.Children 作詞:桜井和寿

歌い出しの歌詞です。「バイバイ」という響きから始まる歌詞と、別れの歌という言葉から、悲しい失恋の曲かと思ってしまいます。

しかし、あとの歌詞を読むと失恋ではなく、むしろ恋に落ちた瞬間のことや、その後の切ない片想いの気持ちを歌っている歌詞であることがわかります。

ここで主人公が風の音や鳥の声が別れの歌に聞こえたのは、実際に別れがあったのではなく、“君”への恋が成就しそうにないとネガティブな気持ちになっていることを示しているのです。

 

君は九月の朝に吹き荒れた通り雨
叩きつけられて 虹を見たんだ そこで世界は変わった
<出典>僕らの音/Mr.Children 作詞:桜井和寿

主人公にとって“君”とはどんな存在だったかを示す歌詞です。

九月のある朝、主人公は“君”に出会い、突然の激しい通り雨に遭ったような衝撃を受けたのです。(実際にこのとき、激しい通り雨が降っていたのかもしれません)

その衝撃に、地面に叩きつけられたかと思うほど恋に落ちた。その後、通り雨は去っていき、目の前にはきれいな虹が見えた。

つまり、この恋によるドキドキと幸福感に主人公の見ている世界はキラキラと輝いてしまったのですね。

ただし、これは現在から見ると過去の話です。“君”への恋がうまく進まない現状を抱えつつ、“君”と出会ったときのことを主人公が思い出している部分です。

 

そうだ リズムやハーモニーがふっとずれてしまっても
ゆっくり音を奏でよう
まだ まだ まだ イントロも終わってない
<出典>僕らの音/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここからまた現在に戻ります。

恋がうまく行かず、過去のことを思い返していた主人公ですが、思い返すことによって気持ちを前向きに修正することができたようです。

主人公と“君”は当然別の人間。その2人の音が合わないことだってある。それでも、ゆっくり丁寧に自分の音を奏でながら、“君”の音にも耳を澄ませていこう。

まだまだこの恋はイントロの途中。自分らしさを大事にし、“君”に見合う男になろう。そんなことを考えているところなのでしょう。

 

 

I like… I love… I love…
落ち葉 噴水 自転車 犬

耳をすませば聞こえる
すべてが愛を歌ってる
<出典>僕らの音/Mr.Children 作詞:桜井和寿

自然から動物、そして無機物まで。そのすべてがそのものなりの愛を歌っている。ネガティブな思考を脱した主人公には、今そんなふうに世界が見えているのです。

愛を歌っているといのは、これらのものそれぞれが自分の存在を世の中に示しているというニュアンスだと思います。

そこにいるだけで何らかの価値があり、気負うこともなく自分の人生(?)を送っている。おそらく主人公はそんなことを感じ、自分もそのようにあればいいんだと感じたのでしょう。

 

だけど 君のこととなると途端に分からなくなる
恋するだけの阿呆になる
ただ ただ ただ 胸が苦しくなる
<出典>僕らの音/Mr.Children 作詞:桜井和寿

これはもう「激しく同意!」案件です。

自分らしさ、自分の価値、そしてその価値を少しでも高めるように生きて行こうと背筋を伸ばして日々を送ろうと思っていても、好きな人のことになると途端に自分を見失ってしまうんですよね。

おどおどしたり自信を見失ったりなんかしてしまって。そんな自分の姿が“阿呆”のように感じるのもすごくわかります。

 

そうだ 理論や知識にもとづいたものじゃなくても
信じた音を奏でよう
ホラ ホラ ホラ 間違ってなんかない
ホラ ホラ ホラ きっと正解もない
これが僕らの音
<出典>僕らの音/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後の歌詞です。悩んだり、立ち直ったり、また悩んだり。

恋愛だけでなく、生きていくというのはこのおそらくこの連続で、終わりはないのでしょう。

そのうえで、いろんな知識や処世術なんかを学ぶこともあるでしょう。しかし、そればかりをあてにするのではなく、ただただ自分の素直な本心に従って生きて行くことも大事じゃないか。そんなメッセージが書かれています。

これがつまり「信じた音を奏でよう」ということです。

それぞれが持つ“自分なりの音”には間違いも正解もない。だからみんな自由に“僕の音”を奏でればいい。それらが集まったこの世界は「僕らの音」と言うことができる。

最後の歌詞にはこんな哲学が込められているのです。

 

学びの一言

自分の望む生き方、進路、目標をただただ信じて毎日を送ればそれでいい。

「信じた音を奏でよう」という言葉が、この歌詞からの最大の学びです。

人は、どんな人生をも送ることができます。そのときに、誰か他の人から示されて自分が望んでいない人生を送るのはどうでしょう。やっぱりもったいない気がします。

他人に何と思われても、壁にぶつかっても、それでも諦めずにまだその進路を進みたいと望むなら、その気持ちを信じて進めばいい。

人生というのは、ただそれだけのことなのかもしれません。

もちろんその先にまた壁があったり、悩みの種がたくさんあったりするでしょう。そのときはそのとき。そのときに信じる自分の本当の心の音(本音)を素直に奏でれば、きっとそれでいいのです。

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