「All by myself」の歌詞から学ぶ

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「All by myself」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「All by myself」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

オールバイマイセルフおーるばいまいせるふ

「all by myself」は、「すべて自分で」という意味の英語。「一人きり」とか「一人で完結する」というニュアンスもあるようです。

自分なりの目標に向けての希望もあり、恋もしている主人公。しかし、思うように結果がついて来なくて傷つき、悶々とした状態で日々を過ごしていることが伝わって来ます。

それでも、なんとか冷静になるように自分に言い聞かせ、このまま努力を続けていればいつか世の中に認められると信じ、諦めずに立ち向かっていく。主人公は不遇のときが続いても決して折れない強さを持っています。

誰のためでもない自分のための目標であり、また誰かを頼れるわけでもない。だから今は「自分一人でやり通すしかない」そんな思いを「All by myself」というタイトルは表しているのではないでしょうか。

 

 

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

から廻りのMy Life 嵐のように僕を引き裂く
降りしきる雨に おびえてただ 逃げまどっていた
わかりかけてた 答はいつも 目の前でまた消え果てた
追いかけていた 希望も恋も Ah 遠ざかる
<出典>All by myself/Mr.Children 作詞:桜井和寿

歌い出しの歌詞です。主人公は現在、なかなかにうまく行かないことだらけのようです。

天候で言えば嵐のような状態。本領は発揮できずに逃げまどうことしかできない様子がうかがえます。

わかりかけたことも結局は幻のように消えてしまい、振り出しに戻ってしまうような出来事もあったようです。

主人公は何に取り組んでいるのかは抽象的ですが、「希望も恋も」ということで、何か目標を目指して行動しているということと、恋をしていて何とか成就させたいと思っている状態であることがわかります。

しかし、その全てがうまく行かない。そんな描写から歌詞は始まります。

 

傷つくたびに 失うたびに
問いかけてるよ Be calm,Be cool
引き返せない Ah 悲しみも 僕の瞳で見つめて
待ち続けるさ 嵐の中の船のように
<出典>All by myself/Mr.Children 作詞:桜井和寿

うまく行かないことばかりでは人は当然傷つきます。

しかし、全人類がこの主人公から見習うべきところがあります。

「Be calm,Be cool」つまり「落ち着け、冷静になれ」と自分に言い聞かせ、また立ち上がるところです。

引き返せないという覚悟を持って、悲しみというネガティブな感情にも2つの瞳でまっすぐに向き合っています。

そうして、一度航海に出てしまった船に自分を喩えて、不遇と不運の嵐がおさまるまで耐えて待ち続けるという意志を固くしているのです。

 

 

ときめく気持ちは今でも 全てのことを照らしていくけど
見えない 届かない時は 何もかもが凍てついていく
<出典>All by myself/Mr.Children 作詞:桜井和寿

気持ちがどのような状態にあるかだけで、人は目の前の景色全ての見え方が変わってしまう生き物です。

希望に気持ちがときめいているときは全てが輝いて見えるし、反対にうまくいかないときはその全てが鮮やかさを失くし、凍りついたように見えるもの。

学生生活、就職、仕事、恋愛、家庭生活。すべてのことにこの現象はあてはまります。僕もそうですが、きっとあなたにも経験があることでしょう。

 

抱きしめよう 熱い想いを
抱きしめたい いつかクールな時代を超える
<出典>All by myself/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここの歌詞では、「熱い想いを持っていたい」と言っていて、「Be calm,Be cool」と言い聞かせていたことと真逆のことを言っているように読み取れます。

しかし、違うのです。

主人公はもともと熱い想いでもって目標や恋に取り組んでいます。本当は、その熱い想いを胸に持ったままでいたいと思っているのです。けれど、先の歌詞にあったように、うまく行かないときには一度冷静(クール)になる必要もあると主人公は心得ています。

つまり、順調に目標も恋も進んでいれば、冷静になる必要はなく、熱い想いのままに突き進んで行けるのに…!と主人公は本心では思っているワケです。

「クールな時代を超える」とはそういう意味で、うまく行かず「Be calm,Be cool」と言い聞かせている段階を早く乗り越えて行きたい。という想いをこの歌詞では書き表しているのです。

 

誰のためでも 誰のせいでも
ないから今は All by myself
時の流れが やがて僕にかたむきかける日まで
<出典>All by myself/Mr.Children 作詞:桜井和寿

主人公は、自分の目標は誰かのために掲げたものでもなく、またうまく行かなくても誰のせいでもないと自覚しています。

だから、一切は「自分一人きり」で、「一人で完結させる」のだと心に刻んでいるのです。

本当に自分が成し遂げたいことは、他の人がアテにならないときもあります。それは利己的で自己中心的なようでありますが、例え一人ででも自分の理想とする目標を目指す心構えは不可欠です。

多分、成功というものは、いつか時代や運が回って来たとき、心構えや覚悟があって、きちんと準備をしてきたかどうかにかかって来るものなのでしょう。

 

学びの一言

熱い想いと、「Be calm,Be cool」と言い聞かせ仕切り直す気持ちがあればいつか成功できる。

熱い想いを持ち続けること、そしてうまく行かないときにすぐに諦めてしまわないこと。

結局は、続けられる者にだけ成功はやってくるのでしょうね。この歌詞だけでなく、たくさんの有名なビジネス書にもこのことは書かれています。

もしかしたら、この歌詞の主人公は桜井さんやミスチルというバンド自身なのかもしれないと考えることもできます。

メジャーデビューして2つめのアルバム。そして大ヒットする「CROSS ROAD」も出す前のタイミング。思ったようにうまく行かないと思うことも多々あったことでしょう。

しかし、それでも音楽を続けてきた。それは、熱い想いを持ち続け、うまく行かないときでも諦めなかったからです。そして誰が見ても文句なしの成功を収めた。

もしこの曲が桜井さんやミスチルのことならば、まさに成功法則を記した歌詞ではないかと思うのです。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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