「花 ーMemento-Moriー」の歌詞から学ぶ

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「花 ーMemento-Moriー」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「花 ーMemento-Moriー」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

はな メメントモリ めめんともり

「Memento-Mori」とはラテン語で「死を想え」という意味。「いつか死ぬということを忘れるな」ということを人々に伝えるために使われる言葉だそうです。

歌詞を見渡すと、夢のこと、愛のこと、そして死のことについて書かれています。言われてみれば、人生というのは、大きく分けるとこの3つがテーマなのかもしれません。

いつか死ぬ運命のなかで、「死んでも後悔しない」「死んでも失うことはない」と自分で思えるようなことを残したいという想いを歌っています。

その想いを、最後の歌詞では“永遠なる花を咲かす”と表現しています。

重たいようだけど、聞き終わるころには温かで前向きな気持ちになる、そんな一曲です。

 

 

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

ため息色した 通い慣れた道
人混みの中へ 吸い込まれてく
消えてった小さな夢をなんとなくね 数えて
<出典>花 ーMemento-Moriー/Mr.Children 作詞:桜井和寿

歌い出しから桜井さんの鋭い感性が感じられる歌詞です。

この表現だけで、都会の街のなか、主人公が通勤路をたどっていること、そしてその街を行く人々の表情や雰囲気は暗く重たいこと、主人公が思い通りの人生を送れていないことがわかります。

メロディも歌詞も、暗い雰囲気で始まります。

 

負けないように 枯れないように
笑って咲く花になろう
ふと自分に 迷うときは
風を集めて空に放つよ 今
<出典>花 ーMemento-Moriー/Mr.Children 作詞:桜井和寿

サビの歌詞です。

逆境でも負けない、枯れない、そんな明るく美しい花を咲かせるように生きられたら・・・

主人公はそんなふうに考えています。その想いには、この曲を聴く僕たちも激しく共感してしまいますね。

「風を集めて空に放つ」というのは、深呼吸のことだと解釈しています。

深呼吸って、ありきたりなもののようですが、これが実際にやってみるとなかなかイイんです。人間、迷ったりするときには呼吸が浅くなってしまうものらしいです。

 

恋愛観や感情論で 愛は語れない
この想いが消えぬように そっと祈るだけ
甘えぬように 寄り添うように
孤独を分け合うように
<出典>花 ーMemento-Moriー/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ここで“愛”についての話が出てきます。

確かに、恋愛観は人それぞれだし、感情も人やその場面次第で多用です。そこから愛を語るのはナンセンスなのは納得です。

だから、主人公としては、今持っている想いが消えないように大事にすることこそが、今自分が持てる“愛”だと考えているのです。

この歌詞から、主人公には恋人がいるのかなと読み取ることができます。主人公の言う“愛”とは、この恋人のことを思うこととイコールなのです。

 

 

等身大の自分だって
きっと愛せるから
最大限の夢描くよ
たとえ無謀だと他人が笑ってもいいや
<出典>花 ーMemento-Moriー/Mr.Children 作詞:桜井和寿

“愛”のテーマは自分自身についても語られます。

そうなんですよね。自分を愛することができないと、他人や世の中を愛することなんてまずできないんですよね。

そして、自分を愛するためには、世の中の役に立つような特別な存在にならなくても全然いいんです。このことが理解するのに、僕は20代のほぼ全部の時間がかかりました。

この歌詞の言うとおり、等身大の自分を愛するためには、自分が目指す夢を何か持っているだけでいいんです。それだけで人生は意味のあるものに感じられます。

 

やがてすべてが散り行く運命であっても
わかってるんだよ 多少リスクを背負っても
手にしたい 愛・愛
<出典>花 ーMemento-Moriー/Mr.Children 作詞:桜井和寿

形あるものはすべていつかなくなってしまいます。「Memento-Mori = 死を想え」ですね。

しかし逆に言うと、いつかなくなってしまう命だからこそ、リスクを背負ってでも“愛”を手にしたいし、味わいたいと思うのではないでしょうか。

恋愛、自己愛、親子の愛、友情、“愛”と言ってもたくさんの種類がありますが、どれか一つでも手に入れたい。そのために人は生きているのではないかと、この歌詞を読んでいると思えてきます。

 

心の中に永遠なる花を咲かそう
<出典>花 ーMemento-Moriー/Mr.Children 作詞:桜井和寿

最後のフレーズです。

形あるものは消えますが、自分の心の中に出来上がった想いや記憶は、自分が「これは永遠だ」と思えば永遠です。

もちろん自分もいつか死にますが、永遠を信じることが出来れば、そこで永遠は完成するのだと思います。

このフレーズは、「これは永遠だ」と信じられるような何かを、人生のなかで手に入れようという意味合いだと僕は解釈しています。

 

学びの一言

自分が死ぬとき、たったひとつでも「これはできたな」と思えるものが持てる、そんな人生を送りたい。

人生で「これだけはできた」と思えるものがあれば最高ですよね。

そしてそれは、探せばきっと今でも見つけられるものではないでしょうか。

悲観的にならず、もっと足元を探してみれば、必ず見つかると思います。僕なら子ども、妻、未完成だけど本サイト、今の仕事でやってきたことも、一応そうかな。って感じです。

「これだけはできた」というものを見つけることが出来れば、死ぬときだけでなく、生きている今現在も前向きに過ごせるものだと思います。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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