「Mirror」の歌詞から学ぶ

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「Mirror」の歌詞から学ぶ歌詞解釈

Mr.Children「Mirror」の歌詞の意味と解釈を書いて行きます。

歌詞全体の解釈

まずはこの曲の歌詞全体の解釈から。

歌詞全文はこちらを参照(J-Lyric.net様)

ミラーみらー

歌詞からもメロディからも大人な雰囲気の漂うラブソングです。

伝えたいことは、シンプルだし、世界中で使い古された言葉。

ですが、曲の最後にある「鏡となってあなたがどういう人でどんなに魅力的なのかを映し続ける」という言葉は、まさに珠玉の名言です。

愛する人の魅力にただ惹かれるだけでなく、その人を守りたいという想いこそが本物の「Love」なのだと考えさせられます。

 

 

歌詞の深読み

ここからは歌詞を抜粋し、独自解釈の深読みをしていきます。

 

いつの間にやり場もなくこんな想いを抱いてた
ありふれて使い古した言葉を並べて
oh Love Love Love ……..
oh Love Love Love ……..
<出典>Mirror/Mr.Children 作詞:桜井和寿

ふと気づいたときには、この言葉が口に出ていたという様子が描かれています。

その言葉とは、まさしくありふれているし、シンプルでひねりもない言葉。

「Love」

これをメロディに乗せて何度も繰り返すところに、心から相手を愛しているという心境が見事に描き出されています。

 

窓際に腰を下ろしてフォークギター鳴らしては
風立ちぬ夕暮れの空に向け歌う
そりゃ碌でもなく ポップなんてものでもなく
ましてヒットの兆しもない
ただあなたへと想いを走らせた
単純明快な Love Song
<出典>Mirror/Mr.Children 作詞:桜井和寿

前の歌詞の「oh Love Love Love ……..」は、主人公がギターを鳴らして歌いながら漏らしていた言葉だということがわかります。

そんな歌は、人に聞かせるためのきちんと作った音楽でもなく、たくさんの人に認めてもらえるようなことも目指したものではありません。

本当に、心の中から溢れてしまう想いが、口から出てきてしまっているものなのです。そういう意味で、「単純明快な Love Song」と言っているワケですが、むしろこれは“あなた”にさえも実際には聞かせるつもりのない歌だと思います。

自分が“あなた”のことを心から想っている。そのことを自分で認識して噛みしめるための歌なのだと思います。

 

 

人前で泣いたことのない そんな強気なあなたでも
絶望の淵に立って 迷う日もあるでしょう
夢に架かる虹の橋 希望の光の矢
愛を包むオーロラのカーテン
その全てが嘘っぱちに見えて 自分を見失う様なときは
あなたが誰で何の為に生きてるか その謎が早く解けるように
鏡となり 傍に立ちあなたを映し続けよう
そう願う今日この頃です
<出典>Mirror/Mr.Children 作詞:桜井和寿

“あなた”は強気で、芯のしっかりした人物であることがわかります。

しかし人間ですから、どこかで今の生き方に悩んだり、絶望を味わうこともあるはず。むしろ主人公はそんな“あなた”の様子を実際に見かけたことがあるのかもしれません。

そんなときには自暴自棄になったり、夢や希望なんてものがバカバカしく見えるものです。

でもそんなときには、私がいつも傍にいて、あなたという人間がどんなに魅力的で価値のある人であるかを訴え続ける。主人公はそんなことを考えています。

そんな自分の役目を“鏡=Mirror”に喩えているワケですね。そしてこの“Mirror”の役目は、主人公の“あなた”への愛そのものです。

普通好きな人には、自分の存在を見てほしいと思うもの。しかし、この主人公の場合は自分よりも“あなた”自身の魅力ある姿を見てほしいと言っているのです。愛以外の何ものでもないですよね。

 

学びの一言

相手の存在の価値を認め続け、訴え続ける。それが究極の愛なのかもしれない。

愛というものを相手への無償の気持ちだとするのならば、この“Mirror”の役目の考え方こそが究極の愛なのではないでしょうか。

自分よりも相手のことを大事に想う気持ちがなければ、この役目は思いつきません。

気持ちというものは、常に相手のことを考えて伝えないと伝わりません。自分がこんなに好きなのにわかってくれない!というのは、自分ばかりになって相手のことをその次にしか考えていないからです。

かく言う僕も、ほんの最近、20代半ばまでの恋愛はそんな感じで失敗続きでした。

こんなに好きなのにわかってくれない!と思ったときには、「Mirror」を歌詞を噛みしめながら聴きましょう。きっと相手に対して本当の意味で優しくなれるはずです。

 

▼「重力と呼吸」までの“全曲”詩集。冒頭の桜井さんの作詞に対する熱い想いが超貴重です。

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